レチノールは毛穴に効果あり?悪化のリスクも含めて解説します
毛穴の黒ずみ、開き、ざらつき・・・など毛穴にまつわるお悩みはきっと誰しもが一度は悩んだことがあるのではないでしょうか?
そんな毛穴悩みの救世主として、近年注目されている成分がレチノールです。レチノールはビタミンAの一種であるレチノール誘導体です。
皆様も耳にしたことがあるのではないでしょうか?私の化粧ポーチにはかれこれ3年ほどレチノールのクリームが常備されています。私自身、鼻の毛穴の大きさや黒ずみに長い間悩まされてきましたが、レチノールを使い始めてからは肌質が思っていた以上に安定しているように思います(もちろん他にもいろいろやっているというのもありますが)。
そんな経験も含めつつ、今回はレチノールが実際に毛穴に対して効果があるのかどうか、リスクも含めてレチノールの働きと魅力に迫ってみましょう。
Contents
レチノールって毛穴に効果があるの?
実際のところレチノールは毛穴に効果があるのでしょうか?結論から言うと、レチノールは毛穴ケアに効果が期待できる成分と言えます。
ABC-G レチノールセラムあるいはレチノールとビタミンC,B群、グルタチオンを配合した毛穴レス美白ローションを共に外用すると肌の刺激が全く生じることなしに、赤みが低下して、頬や鼻の毛穴が縮小することが可能になるのです。上の方は全く内服をしていません。速やかに毛穴が縮小したのは、AMPKによるアセチルCoAカルボキシラーゼ抑制を介しての皮脂合成抑制とレチノイン酸による脂肪酸の合成抑制という全く異なる2つの機序の相加作用によるものです。
引用元:第130回レチノールの作用と安全性について|青山ヒフ科クリニック
レチノールはそもそもがビタミンAの一種。このビタミンは抗酸化ビタミンと呼ばれ、活性酸素の動きを抑えて皮膚を健全な状態に保つ役割があります。
その中でも肌のターンオーバーを促進したり、皮脂分泌を抑制する作用に特に期待が持てます。これが毛穴環境の改善に繋がってくるというわけですね。
毛穴悩みがあるほとんどの人は、肌のターンオーバーが乱れ角質層が厚くなっていたり、皮脂分泌が多くなることで毛穴が目立ってしまったり、黒ずんだりしていることが多いもの。ここから考えるとピッタリな効果といえそうです。
レチノールの毛穴への効果
レチノールは毛穴悩みに対して効果が期待できる成分だとお伝えしましたが、具体的にはどのような効果があるのでしょうか?
以下にまとめてみました。
- 角質除去作用
- 皮脂分泌の調整
- コラーゲンの生成促進
- 炎症の軽減
- 皮膚の厚みの改善
それぞれを詳しく見てみましょう。
角質除去作用
レチノールには肌のターンオーバー(新陳代謝)を正常化する作用があります。古くなった角質が蓄積されていくと肌がごわつき、毛穴が目立つ原因となります。
ターンオーバーを活性化し、古い角質を除去することで毛穴の開きやざらつきを改善させる効果が期待できます。
皮脂分泌の調整
過剰な皮脂分泌は毛穴の詰まりや黒ずみ、さらにはニキビの原因にもなります。レチノールには皮脂分泌を抑える働きがあります。
皮脂分泌が過剰になり毛穴が詰まっている人には、レチノールを使用することで皮脂分泌が抑えられ、毛穴の開きや黒ずみ改善に効果が期待できます。
コラーゲンの生成促進
レチノールにはコラーゲンの元となる線維芽細胞を活性化する作用があります。コラーゲンは肌の弾力に関わる成分で、不足すると肌にハリが無くなり毛穴も広がりやすくなったり目立ちやすくなります。
レチノールを使用することでコラーゲン生成が促進され、肌の内側からハリが生まれ毛穴の開きにも効果が期待できます。
炎症の軽減
レチノールには強力な抗酸化・抗炎症作用があります。ニキビや炎症が起こると、活性酸素が生成され肌にダメージを与えます。レチノールにはこの活性酸素を除去する作用があり、炎症を抑える効果が期待できます。
皮膚の厚みの改善
レチノールは不要な角質を除去し、表皮細胞の成長を促す作用が期待できます。表皮の厚みが増すことで、ふっくらとした健康的な肌へと導いてくれます。
肌の水分量も上がり、ハリが出ることで毛穴改善にも効果が期待できます。
使い始めに要注意!レチノールの毛穴問題を悪化させるリスクとは
レチノールは毛穴に対して非常に効果的な成分である一方で、使用初期には一時的に肌が乾燥したり赤みがでたりなどの副作用が現れることがあります。
これはレチノール反応や、ビタミンA反応と呼ばれるもので、レチノールによって肌のターンオーバーが活性化されることによって起こる反応です。
これを知っておかないと、ちょっとびっくりしてしまうかもしれません。具体的には以下のような症状が現れることが多いです。
- 乾燥
- 赤み
- 皮むけ
- 痒み
- ヒリヒリ感
レチノール(ビタミンA)が不足している肌ほどこういった症状が強く出ると言われています。私も使用初期の頃は上記のような反応が出て驚いてしまったことがあります。
通常、数週間〜数ヶ月程度で治ってきますがひどい場合には一旦使用を中止し、皮膚科医に相談するようにしましょう。
ちなみに今のところレチノールはメディカルレベル(医師からの処方品)でないと効果に期待はできないといわれることが多いです。とはいえ、資生堂などが臨床実験をどんどん進めていますので、市販品の期待値も以前よりは確実に上がっている印象はありますね。
実際、実感として私のレチノール配合クリームも毛穴、シワには効いている感があるですよね。もちろんある程度プラセボ的なものもあるかもしれませんが、個人的には信用に足るものと結果から判断していたりします。
その他レチノール利用の注意点
レチノールを使用する際には、以下の点にも注意が必要です。
- 低濃度のレチノールから始める
- 夜のみ使用し、日中は必ず日焼け止めを使用する
- 目や口の周りには使用しない
効果が期待できるからといって最初から強い濃度のものを使ってしまうと、副作用が強く出てしまうことが多いです。低濃度の製品から使用して、徐々に濃度を上げていくのがポイントです。
今回はレチノールが実際に毛穴に対して効果があるのかどうか、リスクも含めて紹介しました。レチノールは、毛穴悩みに効果が期待できる成分です!
私自身毛穴の黒ずみや開き、ざらつきなどの悩みをスキンケアだけで改善させるのって難しいのでは?とずっと思っていましたがレチノールを使用してから随分と毛穴悩みが改善してきたように思います。
優秀な成分である一方で、使い始めには肌荒れなどの副作用が現れる可能性があるため、注意も必要です。正しい使用方法でレチノールを活用し、毛穴レスな肌を目指したいですね。
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