化粧水って意味がない?ためしてガッテンの「いらない」情報の総まとめ

ミスとする女性

風呂上がりのスキンケアにおいて、化粧水と乳液は定番ですよね。しかし、ためしてガッテンの放送で、化粧水は意味がないと実験結果をもとに取り上げられ、話題になりました。

化粧水って意味がないというのは、衝撃的な意見です。もしそうなら、化粧水が不要なら、スキンケアの時間は短くなり、日々のケアにかかる費用も安く抑えられますよね。

私自身はその回の放送を見逃していましたので、話を聞いて慌てて過去の録画を探しました(好きなもので長いこと一応毎週録画しています)。

ということで今回はためしてガッテンで放送された化粧水は意味がないという内容についてと、それが嘘であるという噂も含めつつ、本当かどうかについてお伝えしていきたいと思います

「化粧水に意味はない」とためしてガッテンで放送された内容とは

鏡を見る女性「化粧水に意味はない」と取り上げられた放送では、化粧水を使用しないことで素肌力が劇的にアップするという内容でした。

内容の要点は以下の通りです。

  • 化粧水を使用することで起こる弊害
  • 肌が保水力を保つために必要なこと
  • 素肌力をアップするスキンケア

それぞれ紹介していきます。

化粧水をすることで起こる弊害

ためしてガッテンの番組で行われた実験では、入念にスキンケアをしている40代の女性が、高齢のおばあちゃんよりも肌の保水力が低いという衝撃の結果でした。

皮膚科医の医師は、この結果が出た理由として

  • 化粧水を入念に入れることで返って水分が出ていってしまい乾燥肌を引き起こしてしまう
  • 化粧水を何度沁み込ませる摩擦が肌表面の細胞を傷つけてしまい肌が水分を貯められない

という2つの弊害があると説明しています。肌の手入れを頑張っている人には衝撃的な事実です。

実際に私も、化粧水をたっぷり使うと、肌水分量が上がると信じてケアをしていました。しかし、入念に化粧水を押し込むことが原因で、皮膚に負担をかけ、乾燥に繋がっていたのかと驚きでした。

肌が保水力を保つために必要なこと

番組の中で、皮膚科の医師が実験結果に基づき、肌の保水力を維持するために大事なことは、”肌の表面の細胞がちゃんと死んでいること”と説明しています。聞いてすぐは理解できない内容ですよね。

肌の保水力の高いおばあちゃんと赤ちゃんに共通したのは、核のない細胞が肌の表面を覆っているということです。細胞の周りをセラミドが覆うため、水分が蒸発しないように蓋をしているのです。

一方、化粧水を塗ると肌のターンオーバーが促され、肌の表面は生きた細胞で覆われるため、細胞間のセラミドがなく、蓋の役割を果たす細胞がないため、水分は蒸発してしまいます。さらに角質が分厚くなり、くすみの原因にもなります。

化粧水を塗ってターンオーバーを促さないことが、保水力を保つために必要ということです。

素肌力をアップするスキンケア

保水力を保つためには、肌の表面は、核のない細胞で覆われるようなスキンケアが必要です。番組では、このスキンケアに変えたところ、肌の保水力が実験前より3倍になったという結果が示されています。

番組で述べられたスキンケアのポイント
  • 泡洗顔で、肌の摩擦を生じないようにする
  • 1日2回の保湿を続ける。化粧水ではなくクリームを塗る
  • ときには、お手入れをお休みする

このスキンケアが肌にもたらす効果としては、以下のことがあげられました。

  • 皮膚の表面の細胞から水分を外に出さない肌になる
  • 化粧水を塗らないことで摩擦を軽減し、皮膚本来の持つ力が発揮され、肌のターンオーバーを正常にする
  • 素肌本来の力を取り戻し、肌の保水力が高くなる

もしこれらが叶えられるなら、誰もが理想とする肌質になりますね。ここまで結果として出されると、「本当に化粧水って意味ないのでは?」とさらに疑問になりますよね。

ここからは、化粧水の必要性についての研究結果も紹介します。

実際のところどうなの?専門家の研究結果をご紹介

働く女性専門家の研究結果を、化粧水に意味はある説と化粧水に意味はない説の真逆の観点から紹介します。

化粧水に意味はある説

化粧水の使用について、以下のように述べられています。

化粧水は朝と夜に高頻度で使用されており、日常生活で重要な役割を持つ。化粧水重視ポイントとスキンケアの重視点は効能効果と保湿である。化粧水の効能は肌状態の変化から検出され、「保湿感」「うるおい」「しっとり感」として表現される。保湿を捉える感覚、肌との相互作用を検出する感覚が判断基準として重要である。引用元:化粧水を感覚的に探索する|飯田一郎 菅野真由美

化粧水に意味はない説

現時点で、化粧水の意味はないという考え方に関する研究はありませんでした。つまるところ、ためしてガッテンの放送で皮膚科医の医師の説明が、化粧水は必要ないという説を(恐らくは)初めて展開しているということになります。

ただし、「化粧液だけの利用」では保湿は上手くいかないとされています。

正しく保湿をするには、化粧水で水分を補うだけでなく、補った水分を逃さないよう、乳液やクリームなどの油分でふたをすること。この方法をとることが重要といえます。

「保湿=化粧水」だけではダメな理由!正しい保湿ケアを学ぼう|大正製薬お役立ちコラム

油分でふたをすることは、ためしてガッテンの話ともピッタリですし、考え方としては共通する部分があるといえます。まあ化粧水だけを使う方はそう多くはないと思いますが😑

ちなみに、SNSからも化粧水を塗らないことで肌質が改善したという人が一定数います。実際の意見を集めてみました。

一般の人はどう感じてる?SNSでの発信をまとめてみた

くつろぐ女性SNSからの発信をまとめたので参考にしてください。

SNSからも、化粧水を使わないことへの驚きが伺えます。実際に、ガッテン塗りを試したという方の感想からは、”いい感じ”という声もありました。

※番組では、ニベアさんの会社名は一切出ていません。番組で取り上げられたあと、ネットでニベアがいいと話題になったことがきっかけのようです。


化粧水は意味ないかということの結論は、人によっては化粧水がなくても健康な肌を手に入れることができるということです。肌に合わない化粧水を使用している人は、化粧水の使用を病めることで肌質を改善するということも考えられます。

ためしてガッテンの情報まとめとして化粧水で起こる弊害
  • 化粧水を入念に入れることでかえって水分が出ていってしまい乾燥肌を引き起こしてしまう
  • 化粧水を何度沁み込ませる摩擦が肌表面の細胞を傷つけてしまい、肌が水分を貯められない
ためしてガッテンで取り上げられたスキンケアのポイント
  • 泡洗顔で肌の摩擦を生じないようにする
  • 1日2回の保湿を続ける。化粧水ではなくクリームを塗る
  • ときには、お手入れをお休みする

一方で研究から、化粧水を塗ることで、肌がしっとりするため、化粧水が肌にメリットを提供することも証明されています。自分に合ったスキンケアを見つけていくことが大切です。

ちなみに私の場合、化粧水単体ではそう意味がないと思っていますが、失われた水分を閉じ込めるには持ってこいだと思っていますので、やや粘度高めのクリームと併用するというのを基本的なスキンケアにしていたりします😊

この記事を作った人で編集者。28歳より10年以上ブログ運営の専門家として活動している。てんまん香粧薬房の商品が好きすぎて、「ぜひ一緒にメディアを運営しましょう」と持ち掛け、てんまん帳がスタートした。

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