ハッカ油とヒバ油の違いを大特集!実は混ぜると効果的ってホント?
スーッとした香りが特徴のハッカ油と、落ち着く森のような香りが特徴のヒバ油。
それぞれ似たところもあれば、全く別の特徴もあり、状況に合わせて活用したいですが、実はもう1つ両方の良いとこどりをする方法があります。それは….
- 合体させてしまう
こちらですね。実はアロマテラピーには精油を混ぜて使うという方法があります。精油を売っている店では時折ブレンドオイルが販売されていますが、あちらを自分でやってしまうというものですね。ただし、しっかりと香りや効能、注意点を把握しないと逆効果になってしまうことも…。
個人的には特にやることが多いのが今回のテーマであるハッカ油とヒバ油のブレンドです(両方てんまん香粧薬房で扱っているからでもありますが)。
その魅力とポイントを伝えるべく、今回はハッカ油とヒバ油の違い、そして混ぜることで得られるメリットを掘り下げてお届けしていきます!精油の混ぜ方の基本も合わせてお伝えしますので、ぜひぜひ最後までチェックしてみてくださいね~😊
Contents
ハッカ油とヒバ油の違い
アロマセラピーでも人気のハッカ油とヒバ油。どちらも爽やかな香りでリフレッシュ効果が期待できますが、実はそれぞれ特徴がかなり違うんです。
もちろん最大の違いはそもそも原料が違うということ。
ザックリお伝えすると原料となる植物はこうですね。
原料が違えば特色も別々となります。最も大きな違いは以下の2点。
- 香り
- 効能
それぞれを把握するとブレンドの魅力も見えやすくなってきますよ。
1つ1つ細かくお伝えしていきますね!
ハッカ油とヒバ油の香りの違い
まずは香りから見てみましょう~。
ポイントは以下のとおりです。
精油のブレンドって香りの相性が悪いとそれだけで台無しになってしまいます。ですが、ハッカ油とヒバ油は香りの相性が抜群。
ハッカ油の強い爽やかな香りはそれだけだと少しだけ刺々しかったりするのですが、ヒバ油の落ち着いたウッディな香りがそれを補って、かなりバランスの良い使いやすい香りになります。自分としてはそれぞれ好きな香りなので個別に使ったりもしますが、時に気分を変えようとブレンドしたりします。
割合もその時の気分で決める形でオッケーな組み合わせなので、そこも楽しいポイントですね。
ハッカ油とヒバ油の効能の違い
ハッカ油とヒバ油に期待できる効能には共通するものもあれば、違うものもあります。共通していれば相乗効果が、違いものについてはメリットの足し算ができるのがポイントですね。
それぞれに本当に様々な役割がそれぞれあるのですが、代表的なものをご紹介しておきます。
これらが組み合わさることで、より万能感が高まっていくのが面白いところです。
ハッカ油ってやっぱり清涼感によるリフレッシュ効果の印象がかなり強いのですが、ヒバ油をブレンドすることでかなり痒いところに手が届くオイルになったりします。
このあたりのメリットを次の章で更に詳しく見ていきましょう~。
ザックリとお伝えすると、スーッとした爽やかさとウッディな落ち着いた香りによってリフレッシュ&リラックス効果に期待ができ、疲れた時なんかにはピッタリな組み合わせだと思っています。
ハッカ油とヒバ油を混ぜると効果的!
精油を組み合わせることは冒頭でお伝えしたとおり相乗効果に期待でき、アロマ好きとしては香り、効果をイメージしながらブレンドするのが一番の楽しみだったりします。
スーッとした爽やかさのあるハッカ油とウッディな落ち着いた香りのヒバ油の組み合わせで私が頭に置いているのは…
- 疲れた時のリフレッシュ&リラックスに使える
- 虫よけ効果が強化される
- 抗菌しつつ消臭もできる
これらの3つのメリットです。
また、ハッカ油は蚊やハチの防虫が比較的得意で、ヒバ油はゴキブリ、ダニの防虫に効果があるとされたりします。この2つを混ぜ合わせることでより対応できる虫が増えて防虫効果が高まるので虫除けスプレーとして使用する場合は混ぜるのがおすすめです。
あとは抗菌と消臭ですが、ヒバ油だけだと抗菌には期待できますが、消臭効果はそう強くありません。しかしそこにハッカ油を混ぜ込むと消臭効果を求めることもできるようになりますので、特にお掃除の際により活躍してくれます。
こんな風に、精油のブレンドはメリットが足し算できるものだと考えてください。
なお、私は好きなんですが、時々ヒバ油の新築の押入れのような香りが少し苦手・・・という方もいらっしゃいます。そうした場合はハッカ油と混ぜることで、いい具合に調和され穏やかな香りになるのも面白いですよ~。
精油を混ぜる時はこうしよう!その方法とは
基本的にはガラス容器を用意して、その中でこぼれないように混ぜてから遮光瓶に入れてしまえばオッケーです。
とはいえ、ちゃんとやろうとしたらムエット(試香紙)でテストをしたいところ。その他、意識したいポイントはいくつかありますので、ご紹介しておきますね。
- 平らな机の上で混ぜる
- 保存用の遮光瓶を用意する
- ガラス製の容器で混ぜる
- ムエット(試香紙)を用意する
- パッチテストを行う
- 利用期間に注意する
精油が大量にこぼれると強すぎる香りが広がります。また、肌につくと肌荒れの危険もありますので、平らな机の上で作業をするのがオススメです。ちなみにディフューザー等を使う時は水を入れてからそれぞれの精油をいつもどおり入れればオッケーですよ。
精油は明かりに弱いです。ビニール袋やペットボトルなどで混ぜるのはよろしくないので、遮光瓶を用意してその中で保存するようにしましょう。100均でも販売していたりします。
例えばプラスチックの容器を使うと精油の種類によっては化学反応が起きてしまう可能性もあり、ビーカーなどのガラス製の容器を使うのが理想です。目盛りが付いているとベターですね。
精油をブレンドする時は香りを確認したいですよね。1枚1枚にそれぞれ精油をたらして、数枚重ねて鼻先で揺らす形で香りチェックをするのが一般的な方法です(比率を考える時は例えばハッカ油で2枚、ヒバ油で1枚みたいにして試す)。ムエットがなければ細く切った画用紙を使っても大丈夫ですよ。
それぞれの精油で問題が出たことがなくとも、新しいブレンドを試す際は必ずパッチテストを行い、肌に合わない場合は使用を中止しましょう。
一般に精油の利用期限は1年から3年ほどと言われています。柑橘系は1年、ハーブ系は2年、樹脂やウッドは3年程度が目安とされています。別のタイプの精油を混ぜる場合、期限が短いものに合わせる形で使い切るのが好ましいです。なお、長く保管していた精油の場合、残りの期限も短くなりますので注意が必要です。
ハッカ油とヒバ油の割合ですが、お好みの香りや用途に合わせて調整する形でオッケーです。私も色々と試していますが、自分としてはすっきりした香りが好みなので、ハッカ油を少し多めにすることが多いです。
色んな考え方がありますが、例えばリフレッシュしたいときはハッカ油を多めに、リラックスしたいときはヒバ油を多めにするなんというのもアリですね~。
ハッカ油とヒバ油を混ぜるデメリット
ハッカ油とヒバ油を混ぜることで相乗効果が得られる一方で、デメリットも存在します。
ひとつは皮膚刺激が強くなる可能性があるということ。特にハッカ油の主成分メントールは刺激が強いので注意が必要です。敏感肌の方やお子様はヒバ油と混ぜ合わせることで刺激が強くなり、皮膚トラブルを引き起こす可能性があります。
また、香りのバランスが好みでない場合もあります。ハッカ油はスーッとした爽やかな香り、ヒバ油は深みのある温かい香りなのでこの2つが混ざり合うことで、好みではないと感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。私は大好きですが、好みは人それぞれですm(_ _)m
よく嗅ぐことの多いハッカ油とヒバ油。それぞれ異なる香りと魅力を持つ精油ですが、混ぜ合わせることでそれぞれの効能が合体し相乗効果が期待できます。
虫除けスプレーにしてもよし、アロマディフューザーで香りも楽しむのもよし、さまざまな使用法で楽しむことができます。皆様にもぜひ試してほしい組み合わせではありますが、肌への刺激や香りの好みなどは個人差があるので、まずは少量から試してみてはいかがでしょうか。
ちなみにブレンドにハマりだすと、「ノート」という精油の揮発速度に目が行くようになります。種類にもよりますが、柑橘系や草や葉っぱはトップノート(持続時間30分程度)、花系はミドルノート(持続時間2時間~6時間程度)、木や樹脂系はベースノート(持続時間6時間~24時間程度)とされることが多いです。
それぞれ揮発時間が違うので、上手くブレンドすると長時間に渡って変わっていく香りを楽しめますよ。ハッカ油はトップノート、ヒバ油はベースノート寄りなので、香りの持続という観点でも良い相性だったりします👍
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