アロマオイルとエッセンシャルオイルの違いを複数の視点でご紹介!
最近はアロマの香りを生活に取り入れて、香りに癒されてリフレッシュしている人も多くなっていますが、アロマオイルとエッセンシャルオイルを同じものだと思っている人もいるのではないでしょうか?
私もアロマは好きで良く使いますが、使い始めの頃はアロマオイルとエッセンシャルオイルって何が違うのかよく分かっていませんでした。
ただ何となくネットで情報収集して気になったものを購入するということを繰り返していたのですが、よくよくチェックすると私が飼っていたのはエッセンシャルオイルだったんです。対して、たまにいくダイソーで見かけるオイルは実はアロマオイル。
ちょっとややこしいかもですが、アロマオイルとエッセンシャルオイルは実は全く違うものなんです。
今回はそうしたところを噛み砕きつつ、アロマオイルとエッセンシャルオイルの違いをご紹介していきます。ぜひぜひ一緒に見ていきましょう~。
Contents
アロマオイルとエッセンシャルオイルの最大の違いとは
アロマオイルとエッセンシャルオイルの違いをひと言にすると…
- アロマオイルは香りのついたオイルの総称で、エッセンシャルオイルはその中の1種類であり植物の天然成分が抽出されている
こうお考えください。アロマオイルには様々な種類があり、必ずしも天然成分のみが含まれているとは限らないのです。
それぞれの特徴を見ておきましょう。
例えるならお茶と紅茶の違いとでも言いましょうか。お茶という色んな種類のものを含む総称の中に紅茶が含まれますよね。同じようにアロマオイルの中にエッセンシャルオイル(精油)が含まれる。こう考えていただくと良いかなと。
もちろん、もっと細かい部分で色んな違いがあります。もう少し掘り下げてチェックしてみましょうか。
色んな視点で見てみよう!アロマオイルとエッセンシャルオイルの違い
ここではエッセンシャルオイルとアロマオイルの違いを詳しく説明していきます。違いは主に6つあります。
- 定義の違い
- 成分の違い
- コストの違い
- 安全性への考え方の違い
- 保存規制の厳しさの違い
- 期間の違い
定義の違い
エッセンシャルオイルは家庭でも使われますし、プロも活用しますが、一般にアロマテラピーといえば精油が使われます。
公益法人であるAEAJは以下のように提示しています。
精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花、葉、果皮、果実、心材、根、種子、樹皮、樹脂などから抽出した天然の素材で、有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質である。各植物によって特有の香りと機能を持ち、アロマテラピーの基本となるものである。引用元:アロマを楽しむ 精油とは|(公社) 日本アロマ環境協会
このとおり、植物から成分を抽出していること。そしてそれぞれの植物の特徴を生かして香りを活用できるものがエッセンシャルオイルということですね。
対してアロマオイルは香りのあるオイルすべてを指します。
中には精油のことをアロマオイルと呼ぶ人もいますが、ちょっとややこしくなっちゃいますよね。
成分の違い
エッセンシャルオイルは100%植物から抽出した天然のオイルです。
アロマオイルはエッセンシャルオイルに合成香料やキャリアオイルで希釈して作られている場合もあります。
ちなみに、エッセンシャルオイルはパッケージの裏に名前、学名、抽出部位、抽出方法、生産国などを記載するというルールがあります。個人的にはこれを見るだけでも楽しめたりします😊
使用目的の違い
アロマオイルは作られる成分によって使用の用途が違います。
どちらもディフューザー等を活用して香りを楽しむことができるという点は変わりません。
ただ、例えばエッセンシャルオイルを希釈して作られているアロマオイルはマッサージなどに使用することができたりします。
対して、肌につけることを目的で作られていないアロマオイルは合成香料などが含まれていることもあり、肌荒れを起こしてしまう恐れがあります。要は肌には使用できないということですね。
その他、エッセンシャルオイルは香りを楽しむだけでなく、その植物が持っている抗菌や鎮静作用、消臭効果など様々な効果があり科学的にも認められているものもあります。心身共に鎮静作用、抗菌作用、ホルモン調節作用など様々な効果を期待できるのが楽しく心強いところです。
コストの違い
エッセンシャルオイルは100%天然の植物から抽出して作られているため、少量しか得ることが出来ないので価格はアロマオイルよりも高価になりがちです。アロマオイルはエッセンシャルオイルよりもリーズナブルなので手軽に取り入れやすいでしょう。
必ずしも正解とはいいきれませんが、エッセンシャルオイルは専門店、(合成の)アロマオイルはダイソーなどいろいろな商品が置いてある店で買うイメージが個人的にはありますね~。
安全性への考え方の違い
エッセンシャルオイルには合成成分や添加物が一切含まれていないため、安全性も高いとされています。また、厳しいガイドラインで管理されていますので、その意味でも安全に感じられますね。
しかしながら、直接肌につけるなど、用途外の使い方をすると大きな問題となります。しっかりと使い方を把握することが大切ですね。必ずパッケージや説明書の利用方法を確認してから利用しましょう。
その他のアロマオイルはエッセンシャルオイルほど厳密なガイドラインがないことが多いです。例えばキャリアオイルが含まれていれば肌に利用することができないことはないはずですが、場合によっては合成成分が含まれていることもあり、私としてはディフューザー以外で使うことがほとんどありません(最近はエッセンシャルオイル以外のアロマオイルを買わないですが)。
保存期間の違い
どちらも製品によって保存期間が異なりますが、傾向はある程度ハッキリしています。
柑橘系:1~2年
木や樹脂系:3~5年
■そのほかのアロマオイル
キャリアオイルが含まれている場合:6か月~1年
それ以外:入っているオイルの系統で変わる
多くの場合、エッセンシャルオイル以外のアロマオイルにはキャリアオイルが入っていますので、保存期間が多少短い印象が強いですね。
規制の厳しさの違い
先ほどもガイドラインに少し触れましたが、AEAJでは、表示基準適合精油に認定制度を設けていてます。エッセンシャルオイルですとラベルや説明書により詳しい製品情報を記載することが必要とされていて、厳しい規定が存在します。
その他のアロマオイルはその限りではなく、ある程度自由に作れるものだと言えますね。
どちらが良いというものではない!目的に合わせてアロマオイルとエッセンシャルオイルを選ぼう
100%天然成分だったり、ガイドラインが厳しいこともあり、エッセンシャルオイルの方が良いと思われがちかもしれません。
ただ、エッセンシャルオイルもその他のアロマオイルも使用目的によってメリットが違ってくるため、どちらが良いとは言い切れなかったりします。
ただただ香りを楽しむだけであれば、安価なことが多いその他のアロマオイルの方が好ましい場合もあるでしょう。このあたりは何を目的とするかで変わってくるものですね。
私は期待できる効能を追いかけるのが好きなので、多少コストは掛かってもエッセンシャルオイルを利用していますが、それが全てだとは考えていませんし、人それぞれであることが一番だと思っています😑
アロマオイルとエッセンシャルオイルは似て非なるもの。
エッセンシャルオイルはアロマオイルの内の1種類であり、100%天然成分が使われている強力な抽出油です。
もちろん、アロマオイルと書かれた棚にエッセンシャルオイルが置かれていることもあり、これもまた間違いではありません。
全体像を持ってオイルと付き合っていくとより色んな事が見えてきて楽しいものですよ😊
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