ハッカ油のデメリット&禁忌特集!危険性を知った上で活用しよう

ハッカとボトル

ハッカ油とはミントの一種です。ハッカのスッキリ爽やかな香りが好きな人も多いのではないでしょうか?

ハッカはキャンディや医薬品に使われているイメージですが、実は日常の色々なシーンで活躍します。ハッカ油には抗菌効果消臭効果リラックス効果があるので虫除け、掃除、ボディケアなど万能に使えます。

圧倒的なスッキリ感の強さが私も気に入っていて、毎日とはいいませんが時折ハッカ油を自分自身、利用しています。

そんな万能なハッカ油ですが、使用する上でデメリット、やってはいけないことがあるのをご存知ですか?そこで今回は、万能なハッカ油を安全に正しく使うためにそのデメリットや注意点を解説していきます。

ハッカ油にデメリットや禁忌はある?

ハッカオイルとボウル
ハッカ油には色々な使い方がありますが、特に人体に使用する際はいくつか注意点があります。

デメリットと禁忌をまとめてお届けすると、主なポイントは以下の通りです。

  • 皮膚刺激
  • 粘膜への接触
  • 妊娠中の使用
  • 子供への使用
  • 医療状態との相互作用
  • 花粉症でも大丈夫?

1つ1つ一緒に見ていきましょう。

皮膚刺激

夏の入浴時にハッカ油を湯船に入れたり、シャンプーに混ぜたりして清涼感を楽しむと、とても気持ちがいいですよね。

その時に注意したいのが、ハッカ油の原液を肌に付けるのはNG。肌に付いてしまうと強い刺激になります。最悪の場合、肌荒れを起こすことも。

肌に使用する場合は、必ず原液ではなく希釈して分量を調節しながら使うようにしましょう。

粘膜への接触

ハッカ油は目や粘膜、傷口に付くと大変なことになります。粘膜に付くととても刺激が強く、痛いです。顔に使用する場合、目に入らない様に注意してください。

ハッカ油をスプレーで使用する際は、直接、顔に振るのではなく一度、手にとって付けるようにしましょう。万が一、目や粘膜、傷口に付いてしまった場合は水かぬるま湯で十分に洗い流しましょう。

妊娠中の使用

ハッカ油を妊娠中に使用するのは控えましょう。なぜなら血圧上昇、流産のリスクがあるとされているからです。

また、メントンという成分が神経毒性を引き起こす可能性があるともされており、妊婦は抵抗力が弱まっていることからやはり使用を避ける方がよいですね(妊婦だけでなく、後述する子供、また高齢者なども使用を控えることが大切です)。

厚生労働省が出している海外情報にも以下のような記述があります。

妊娠中、あるいは授乳中のペパーミントオイル摂取の安全性についてはほとんどわかっていません。

『ペパーミントオイル(海外の情報)』|厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』

ちょっとミントをお料理にとか、ミントのハーブティーを少し飲むとかなら状況によっては大丈夫ですが、ハッカ油は強力ゆえに避けることが大切ですね。

子供への使用

自然由来のものだから、子供にも安心して使えるハッカ油ですが、ここでも注意が必要です。

先ほども出ましたメントンの神経毒性の問題があり、子供には大人と同じような形ではハッカ油を使えないと考えておくことが重要です。

ハッカ油を薄めて虫除けスプレーとして使用する方法がありますが、肌に使用する場合は必ず原液を薄く希釈して、様子を見ながら使用するようにしましょう。子供や赤ちゃんは大人より肌が敏感で刺激に弱いことが多いです。

また、子供がハッカ油の原液を触る、口に入る、目に入ることの無い様、手の届かない場所に保管するなどの配慮も必要です。

医療状態との相互作用

先ほども登場したハッカ油の成分のメントンには、血管を拡張させ血圧を上昇させる作用があります。ですので高血圧の方の使用は控えましょう。血流が良くなる効果があるので、低血圧の方の使用はむしろおすすめです。

また、同じくハッカ油の成分であるケトンが神経に作用する場合があるので、神経系の弱い方、高齢者、てんかんの方の使用は控えた方がいいでしょう。

ハッカ精油の基本的な効果効能

アロマディフューザー
ハッカ油を使用する上での注意点、やってはいけないことが分かったので次は基本的な効果効能を解説していきましょう。

ハッカ油の効果効能
  • 抗菌効果
  • 鎮静・冷却効果
  • 消臭効果
  • 虫除け効果
  • リラックス・リフレッシュ効果
  • 花粉症の症状対策になる

抗菌効果

お部屋の掃除にハッカ油が活躍します。ハッカ油の成分であるメントールには抗菌効果があるんです。

バケツの水にハッカ油を数滴垂らし、雑巾で拭き掃除を行えば抗菌効果が得られます。お掃除の後は清涼感のある香りが漂うのもいいですよね。

また、布団や枕にシュッと吹きかけて、気になる雑菌の繁殖を防ぐこともできますよ。

鎮静・冷却効果

体の中に熱がこもりがちな暑い夏にハッカ油を使うととても快適です。ハッカ油は蒸発する時に周りの熱を奪う性質があります。

スプレーボトルに水とハッカ油数滴をいれたハッカ油スプレーを、首、脇、腕などにシュッとひと吹きすると体感温度が下がり、涼しさを味わうことができますよ。

消臭効果

臭いが気になる所といえば、キッチンの生ゴミ、排水溝、玄関の靴箱等。ここでもハッカ油スプレーが活躍します。

臭いが気になる所にシュッシュッと吹きかけるだけで、嫌な臭いが解消されます。人工的な香料が苦手な方やできるだけ自然なものを使いたいという方におすすめです。

虫除け効果

自然由来のもので虫除けをしたい、人体に影響のないもので虫除けしたいなら、ハッカ油の出番です。ハッカ油の成分であるメントールのスーッとした香りは虫が嫌がる香りです。

ハッカ油スプレーを肌に付けるだけではなく、キッチンやゴミ箱周り、玄関や窓付近、網戸など虫の侵入経路にシュッと振っておくと虫を追い払うことができます。

リラックス・リフレッシュ効果

集中力が続かない、どんよりした気分、そんな時にハッカ油のクールで爽やかな香りでリフレッシュができます。ハッカ油に含まれているメントールには覚醒作用があるのでリフレッシュ効果があるんですね。

そんなリフレッシュ効果があるイメージのハッカ油ですが、使い方によってはリラックスしたい時にも有効なんです。リラックスしたい時には、ハッカ油の量を少なめに使用すると心地よい香りに癒されるでしょう。

花粉症の症状対策

今や春だけでなく秋にかけてまで悩まされる花粉症。花粉症による鼻づまりにハッカ油はとても有効です。

マスクやハンカチにハッカ油を数滴垂らして、吸い込むことで鼻のつまりが緩和されます。医薬品に頼りたくないなと思う方にはハッカ油の使用がおすすめ。

ただし、子供に使用する場合は注意が必要です。子供は吸い込む加減を調節できないのでハッカ油の匂いを嗅いだ時にむせてしまう場合があります。

ハッカ油の効果効能については以下の記事にも(効能メインで)まとめています。


ハッカ油は様々な効果効能があって、日常の色んなシーンで使える優れものですね。自然由来のもので安心して使えるところも嬉しいです。

ただし、やってはいけない使い方があることも忘れてはいけません。ハッカ油のデメリットを理解した上で、最大限活用して暮らしを豊かにしていきましょう。

この記事を作った人で編集者。28歳より10年以上ブログ運営の専門家として活動している。てんまん香粧薬房の商品が好きすぎて、「ぜひ一緒にメディアを運営しましょう」と持ち掛け、てんまん帳がスタートした。

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