ゴキブリへのハッカ油の効果とは！有効活用のためのポイントまで大特集
ハッカ油はミントの一種であるハッカソウという植物を乾燥させて抽出した天然の油で、メントールが主成分です。
スッーっとした鼻がスッキリするような香りが特徴で、消臭効果や殺菌効果、虫除け効果があります。そんなハッカ油はゴキブリにも効果があると言われています。夏のゴキブリにお悩みの方も多いと思います。
てんまん香粧薬房のハッカ精油も実は「ゴキブリ対策が目的で」と仰って購入する方も多かったり。香りを広げることがメインとなる目的なのが精油ですが、そこにゴキブリ対策が混じるくらいゴキブリってどこのご家庭でも困る存在なんですよね。
そうしたところを考えつつ、今回はゴキブリへのハッカ油の効果と、有効活用のポイントをご紹介します。
ハッカ油はゴキブリに効果あり？
ゴキブリの駆除には殺虫剤が使用されることが多いですが、殺虫剤は人への影響が少ないように作られていても、全く影響がないとも言えないため安全性での問題がありますよね。
だからこそ天然成分由来のハッカ油をゴキブリ対策に使いたい訳ですが、ハッカ油には…
- ゴキブリを寄せ付けないようにする効果がある
このとおり、しっかりと効果があるといえます。
ハッカ油のゴキブリへの効果は論文にもなっており、以下のとおりテルペン化合物にゴキブリへの視覚的忌避効果があることが分かっているんです。
ゴキブリの忌避物として ，Deet（N，N−diethyl−’m−toluamide ）レ41など多くの合成薬剤が報告されているが，実用性及び安全性面から問題もある 。稲塚5−7はハッカやスペアミントの精油に含まれるテルペン化合物に臭覚的忌避効果のあることを報告している。<引用元：天然精油に含まれるゴキブリ忌避物質と関連化合物の忌避性/大澤貫寿｜国立国会図書館デジタルコレクション
ハッキリと効果があることが分かると安心して使えますよね。殺虫剤ではないので駆除する効果はありませんが、ゴキブリが寄ってきづらくなるのは本当に大きな効果です（少なくとも私にとっては）。
ちなみに我が家はハッカ油に限らず、色んなアロマオイルを活用していて、ゴキブリだけでなくカメムシなどの害虫を見ることが最近ではほとんどなくなりました。特にヒノキ精油なんかは害虫予防に効果的といわれています。
ハッカ油がゴキブリ予防に役立つ理由
前述のとおりハッカ油は殺虫剤ではないためゴキブリに対する殺虫効果はありませんが、ゴキブリを寄せ付けないように予防する効果があります。
ゴキブリは臭覚が非常に発達しています。ハッカ油の成分であるメントールやシネオールはゴキブリの臭覚を刺激します。ゴキブリが嫌う香りなのでスプレーしておくことで、寄せ付けないように予防することができます。
先ほどご紹介した論文にも出た「テルペン化合物」も同様にゴキブリを寄せつけづらくします。この成分はハッカ油だけでなく他の植物由来のオイルにも多く含まれていますので、ぜひぜひ私の様に普段からアロマオイルを活用してみてください。ホントに虫予防が捗りますよ～。
※使ってみたけど効かないという方はぜひ以下の記事も合わせてチェックしてみてください
ハッカ油でゴキブリを予防するにはこう使おう！使い方をご紹介
ハッカ油でゴキブリ予防するときのおススメの使い方をこれから説明していきます。
置くタイプ
大さじ2杯程度の重曹と2、3滴のハッカ油をよく混ぜてお茶パックに入れます。そうして作ったパックをゴミ箱の周りや流しの下などゴキブリが好みそうな場所に置きます。香りが長く続きやすいので何度も交換する必要がながありません。ただし、効果があるのはその場所だけですので注意が必要です。
スプレー
ハッカ油と水エタノールをスプレーボトルに入れ、家の中の隅々までスプレーします。スプレータイプにすると、家中どこでも噴きつけることができるので便利です。
家の中どこでも使用できて便利なハッカ油スプレーの作り方をご紹介します。
※ハッカ油はポリスチレンを溶かす作用があります。ハッカ油スプレーを作るときの容器はガラス製のものなどを選びましょう。
匂いに敏感なゴキブリにハッカ油は寄せ付けないようにする効果があり天然の成分でゴキブリを予防できるので、殺虫剤などを使うことに抵抗のある方にもおすすめです。
置き型のタイプやハッカ油スプレーも簡単に自分で作れるので、ぜひ一度試してみてくださいね。
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