アロマオイルを体に塗る前に要チェック!危険性と正しい方法を把握しよう

アロマオイルを試す

花や植物などから抽出して作られるアロマオイルは香りを楽しむだけでなく、心身のリフレッシュ効果や抗菌、消臭など様々な効果が期待できます。

選ぶアロマによって香りも効果効能も異なるので、その時の気分や目的に合わせた使い方ができるのも魅力の1つですよね。最近ではアロマを楽しむ方法がたくさんあります。日常生活に取り入れていらっしゃる方も少なくないのでは?

そんな魅力たっぷりのアロマオイルですが、実は直接肌に塗るのが危険だということをご存知でしたか?天然のものだから低刺激なのではと思われている方もいらっしゃると思います。

今回はアロマオイルの魅力を最大限に楽しめるよう、危険性や正しい使用方法について解説したいと思います。

アロマオイルを体に塗るのってあり?

アロマオイル

  • アロマオイルを直接肌に塗るのは原則避けるべきです。

なぜなら、アロマオイルは植物の様々な部位から抽出した天然の成分が凝縮された高濃度のオイルだからです。アロマオイルに含まれている精油の分子はとても細かく、皮膚から浸透した後に真皮の毛細血管内まで成分が浸透します。

フランスではメディカルアロマとして多くの医療機関で取り入れられています。それくらい植物がもつ薬理作用は効果的なんです。

それゆえに肌に直接塗布すると刺激が強すぎて、肌トラブルや炎症などを引き起こす可能性があります。特に妊娠中はホルモンバランスの変化が大きく、心身共にデリケートになりやすい時期なので注意が必要です。

ただし、キャリアオイルなどで正しい濃度で希釈して使用すれば肌への刺激を軽減し効果を感じることのできるものもあります。アロママッサージなどがそうですね。

また、一部のアロマオイルはスキンケア効果が期待できるものもあります。

アロマオイルを体に塗る危険性とは

アロマオイルを手に塗る精油成分が高濃度のためアロマオイルを直接肌に塗るのは控えた方がいいということをお伝えしましたが、実際にはどんな危険性があるのでしょうか?詳しくみていきましょう。

刺激が強すぎる

アロマオイルは直接肌に塗ると刺激が強すぎて肌荒れや炎症などのトラブルを引き起こす可能性があります。

特に光毒性がある精油を含むものには注意が必要です。日光に当たると一部の成分が人体に有害な成分へと変化し、シミや湿疹などの原因になることがあります。

肌乾燥を引き起こす可能性がある

アロマオイルは揮発性が高く、肌の表皮細胞の水分を奪ってしまう可能性があります。そのためもともと乾燥しやすい方は、さらに乾燥を悪化させてしまう可能性があります。

アレルギーが起こる可能性もある

アロマオイルは天然成分ですが、アレルギーを引き起こす可能性があります。これはアレルギーを引き起こす原因物質であるアレルゲン成分が含まれている場合があるためです。

肌の弱い人、敏感な人、アレルギー体質の方は必ずパッチテストを行いアレルギー反応がないかどうかを確認しましょう。

アロマオイルの選択にも要注意

アロマオイルを選択するアロマオイルを直接肌に塗らないようにするべきという話をしてきましたが、アロマオイルには本当にたくさんの種類があり、刺激が強いものから比較的刺激が弱いものまで存在します。

どれも直接の肌への塗布はおすすめできませんが、そんな中でも直接肌に塗ると特に危険と言えるものも存在します

ひととおりまとめてみました。

光毒性のある精油

光毒性とは、特定の物質が紫外線と反応し皮膚に炎症や色素沈着を引き起こす現象のことです。光毒性のある精油を肌に塗った状態で紫外線を浴びると、シミやそばかすなどの症状が現れることがあります

主に柑橘系の精油に含まれることがあります。代表的な物を以下にまとめてみました。

光毒性のある製油
  • ベルガモット
  • グレープフルーツ
  • レモン
  • ライム
  • オレンジ
  • マンダリン

柑橘系の精油は多くの人に好まれる香りなので、使用頻度も高いと思います。注意しなければなりませんね。

皮膚への刺激が強い精油

皮膚刺激や粘膜への刺激が強いものが以下になります。アレルギー反応を引き起こす可能性のあるものもありますので注意が必要です。

皮膚・粘膜への刺激が強い精油
  • シナモン
  • グローブ
  • ユーカリ
  • ペパーミント
  • ティーツリー

ペパーミントやユーカリなんかは清涼感のある香りと殺菌作用や消臭作用などから人気の高い香りだと思います。正しい方法で香りを楽しむ分には良いですが、直接体に塗るのは控えておきましょう。

※水やエタノール、キャリアオイルなどで薄めて利用することは可能です。ペパーミントオイルであるハッカ油の肌への塗布について以下の記事でまとめています

肌にアロマオイルを塗る時の正しい方法

アロマオイルを塗る人アロマの危険性について学んできましたが、正しく使用すれば様々な効果効能が期待できます。アロマオイルを塗る時の正しい方法をまとめました。

パッチテストを行う

キャリアオイルで希釈したアロマオイルを、腕の内側に少量塗布します。24時間経過後に、塗布した部分が赤くなったり痒くなったりしていないかを確認します。

キャリアオイルで希釈する

濃縮された成分を含んでいるので、必ずキャリアオイルで希釈してから使用しましょう。キャリアオイルはホホバオイル、スイートアーモンドオイル、グレープシードオイルなどが一般的です。

希釈濃度は体に使用する場合は1%がおすすめです。肌が敏感な人や心配な人はそれ以下の濃度で使用するようにしましょう。

肌に優しく塗布する

強くこすってしまっては摩擦や刺激を与えることになり肌を傷つけてしまいます。体に塗布する時は優しくマッサージするように心がけましょう。

使用後は手を洗う

粘膜や目に入ると刺激を感じることがあります。使用後は必ず手を洗うようにして、目や粘膜など敏感な部分に入らないように注意しましょう。

原液では塗らず希釈して使用するということがとても重要です。
正しい知識を持って使用しなければいけませんね。


アロマオイルは正しく使用すれば、香りに癒されるだけでなく体や心に様々な効果をもたらしてくれます。ただ、高濃度であるため直接肌に塗るのは危険!

必ずキャリアオイルで希釈してから使用するようにしましょう。アロマオイルの種類によっては肌に塗れないものもあるので、肌に塗って大丈夫なものなのかどうかを確認することも忘れずに。

アロマがもつ危険性と正しい使用方法を把握し、安全にそして効果的にアロマを楽しみましょう。

この記事を作った人で編集者。28歳より10年以上ブログ運営の専門家として活動している。てんまん香粧薬房の商品が好きすぎて、「ぜひ一緒にメディアを運営しましょう」と持ち掛け、てんまん帳がスタートした。

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