飲む日焼け止めのデメリット特集!安心して使いたいなら要チェック
スキンケアでは欠かせないのが日焼け対策。今や、年中、日焼け止めを塗った方がいいといわれています。
塗るタイプの日焼け止めは以前からありますが、ここ数年で、飲む日焼け止めが各メーカーから販売されるようになりました。
私自身も夏場は愛用しています。ただ、実感しているのがデメリット。良いところがもちろん多いんですが、悪いところも多少なりとも目につくんですよね。
そうしたところを考えつつ、今回は飲む日焼け止めについて解説し、デメリットはないのか、また安心して飲みたい方へのチェックポイントなどをご紹介していきます。
飲む日焼け止めが気になっている方、気になっているけどちょっと不安な方はぜひ読んでみてくださいね~👍
Contents
飲む日焼け止めのデメリットとは!
飲む日焼け止めとは、サプリメントです。
よく使われている主成分が2つあります。1つはシダ植物由来のダイオウウラボシ抽出エキス、もう1つはグレープフルーツとローズマリー由来のシトラス果汁・ローズマリー葉エキス末と呼ばれる成分があります。
これらの成分は、抗酸化作用、炎症を抑える作用があり、紫外線ダメージを受けた肌を修復してくれます。流行り始めた頃は海外製のものが多かったのですが、最近では国内メーカーのものも増えています。
塗る日焼け止めに比べて、飲む日焼け止めは塗る手間がなく、肌への負担がないところがメリットです。では、飲む日焼け止めにはデメリットはないのでしょうか?
飲む日焼け止めのデメリットについては以下のようにいくつか挙げられます。
- 日焼けからの完全な保護とはなりづらい(あくまでも通常の日焼け止めの補助)
- まだまだ研究中の段階だといえる
- 頼りすぎて通常の日焼け止めを使うことを怠りやすい
- 副作用の可能性もある
- 他のサプリメントや薬との相互作用のリスクもある
- コストがかかる
- 過剰なマーケティングかもしれない
- 身体に合わない場合もある
順番にみていきましょう。
日焼けからの完全な保護とはなりづらい
飲む日焼け止めを使用しているからといって、それだけでは完全に日焼け対策ができているとはいえません。通常の塗る日焼け止めとの併用をしてこそ、日焼けの効果を発揮するものです。
まだまだ研究中の段階だといえる
これは前提なのですが、飲む日焼け止めの効果は、肌が焼けないということではありません。紫外線を浴びた後の肌のダメージを軽減させる効果があります。
これに関しては、このあとのメリットの箇所で詳しく解説していきますね。
飲む日焼け止めについて、サプリメントの先進国であるアメリカの皮膚科学会やFDAの認識は以下の通りです。
アメリカ皮膚科学会では「飲む日焼け止めに紫外線対策の科学的根拠はない」としている
飲む日焼け止めのデメリットでも少しお話しましたが、アメリカ皮膚科学会の会長「ダーク M. エルストン」の声明によると「飲む日焼け止めだけで太陽の有害な紫外線から肌を守るという科学的な根拠はない」としています。
加えて、FDA(アメリカ食品医薬局)が現在唯一日焼け止め対策があるとして認めているものは、塗るタイプの日焼け止めだけだとも話しているのです。引用元:飲む日焼け止めとは?本当に効果が期待できるの?よくある質問【Q&A】を現役医師が徹底解説!|NOVUS Beauty Clinic.
日焼け止めクリームを塗らずに、飲む日焼け止めだけで日焼けを防げるということではないんですよね。この点については、誤解をされている方も多いかもしれません。
頼りすぎて通常の日焼け止めを使うことを怠りやすい
上にも挙げたように、飲む日焼け止めは日焼けを防ぐものではなく、あくまで日焼け後の肌ダメージを軽減させるためのものです。
私の友人で、飲む日焼け止めを飲んでいるからと安心しきって、日焼け止めクリームを全く塗らずに外でスポーツしていたら、見事に日焼けしたというケースがありました。
副作用の可能性もある
飲む日焼け止めはサプリメントなので、基本的に副作用は少ないです。とはいえ、アレルギーの可能性は0ではありません。
また、副作用の心配が少ないとはいえ、アレルギー反応がでる可能性はあります。さまざまな食物でアレルギー反応を示す人がいますので、初めて服用するときは身体に異常が出ていないかとくに注意してください。
なお、妊娠・授乳中の人や、持病があって薬を飲んでいる人は、念のために控えるか、かかりつけ医に相談する方が安心です。引用元:飲む日焼け止めは効果ある?副作用の有無や選び方まで紹介|日比谷ヒフ科クリニック
天然由来の成分のものが多いですが、体内に取り込むものなので、心配な方は医師に相談するのがいいでしょう。
他のサプリメントや薬との相互作用のリスクもある
飲む日焼け止めを摂る際に、他のサプリメントや薬との飲み合わせにリスクはないのでしょうか?基本的には、他のサプリメントや薬と併用して問題はありません。
心配な場合は、普段、飲んでいる薬と併用して問題ないか、医師に相談するのがいいでしょう。
コストがかかる
飲む日焼け止めは、塗る日焼け止めと併用ありきで使っていくのが大前提です。また、短期間で効果が出るものではなく、続けて服用する必要があり、その分、コストが掛かってしまいます。
過剰なマーケティングかもしれない
飲む日焼け止めというネーミングが、いかにも飲むだけで日焼けを防げるイメージを与えてしまい、実際、勘違いをして購入する方も多いでしょう。
イメージが先行してしまい、実際に使ってみると思った効果を感じなかった場合も多く出てしまいます。
過去にアメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)でも、誇大広告や虚偽広告を出していた販売メーカーに対して警告文を出しているなんていうこともありました。
身体に合わない場合もある
サプリメントだから副作用はないといっても、体調によって不具合が出る場合があります。
以下は消費者庁がサプリメントについてアナウンスしている内容です。
じんましんがでたり、身体がだるくなったりしました。この体調不良は良くなる過程でしょうか? 一般的に「好転反応」と呼ばれるような、体調が良くなる過程で不調の症状が出たり、 体調がより悪くなったりする現象は、科学的には存在しません。アレルギーや肝機能に 障害が出ている場合もあります。体調に異変を感じたら、すぐに使用を中止しましょう。 体調が悪くなるのはその健康食品が身体に合っていない証拠です。引用元:健康https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/food_safety/risk_commu_2017_005/pdf/risk_commu_2017_0005_171226_0001.pdf食品を利用する際の注意すべきポイント消費者庁
サプリメントは体内に取り込むものだからこそ、自分の体調と相談して上手く付き合っていきたいものです。
もちろんデメリットだけじゃない!飲む日焼け止めのメリットって?
飲む日焼け止めのデメリットについて解説しましたが、勿論、メリットもありますよ。
順に説明していきましょう。
まず日焼け対策の効果を高めるというのは、日焼け止めクリームと併用することで、外からも内からも紫外線対策ができるということです。
日焼け止めクリームだと、塗り漏れがあったり塗りムラがある場合があります。また、数時間置きに塗り直しが必要なのに、つい怠ってしまうこともありますよね。
そこで、飲む日焼け止めを飲んでいると、日焼け止めクリームだけではケアしきれず、日焼けしてしまったとしても、ダメージを受けた肌を修復してくれる作用があります。
紫外線ダメージを受けた肌は酸化し、シミやシワができてしまう可能性がありますが、飲む日焼け止めの抗酸化作用で修復されるんです。日焼け止めだけでなく、飲む日焼け止めも一緒に使っていると、安心ですよね。
もう1つ、飲む日焼け止めのメリットは、日焼け対策をしながら美容効果も見込めることです。
飲む日焼け止めには、主成分が抗酸化成分ですが、それらをサポートする形でビタミンC、セラミドなどが含まれています。
ビタミンCは、シミの元であるメラニンの生成を抑制したり、既にできてしまっているシミを薄くする、そして、肌の生まれ変わりを促進させる作用があります。
セラミドは、肌を保護する機能とバリア機能の働きがあります。バリア機能が正常に働くと、紫外線などの外的な刺激から肌を守ることができます。
飲む日焼け止めを日常的に摂ることで、抗酸化成分だけでなく、ビタミンCとセラミドも一緒に摂取できるのは、嬉しいですよね。わたしは、飲む日焼け止めを摂る様になってから、乾燥肌が改善され、肌の調子が良くなりました。
飲む日焼け止めを使う際の注意点
飲む日焼け止めのメリットとデメリットがわかったら、早速、取り入れたくなりますよね。ぜひ、効果的に使うためにも飲む日焼け止めを摂る際の注意点を理解しておきましょう。
まず、製品に表示された用法と用量を守って飲むことが大事です。適量より少ないと効果が発揮されませんし、また多く飲んだからといって効果は変わらず、コストが掛かってしまうことになります。
また、食品アレルギーがある場合も注意が必要です。飲む日焼け止めの主成分以外の成分も確認した方がいいですね。
今回は、飲む日焼け止めにデメリットはあるのか、また安心して飲むためのポイントを紹介しました。
絶対に日焼けしたくないわたしは日焼け止めクリームだけだと事足りないなと感じていましたが、飲む日焼け止めを摂るようになって対策が十分になり、夏の日差しも怖くなくなりました。
わたしのように、日焼けが嫌で夏のレジャーを避けていた方がいると思いますが、日焼け止めクリームと飲む日焼け止めのW使いできれば、不安なく、楽しく夏を過ごせることでしょう。
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