スーパー大麦の危険性特集!副作用と食べ過ぎるとどうなるかをチェックしよう
![スーパー大麦](https://blog.tenman.co.jp/wp-content/uploads/2025/01/oomugi1.jpg)
スーパー大麦は、食物繊維が豊富で低GI食品として知られ、健康意識の高い方々に注目されています。私も出来る限り取り入れようと自宅にはスーパー大麦を常備しています。ただ、このスーパー大麦、危険性があるのではという声も結構多いんですよね。
気になってあれこれ調べまくった身としては、安心して食べているのですが、日常的に食べるのであればやはり知っておいた方がよいポイントだといえますよね。
どんな健康食品でも過剰摂取や不適切な摂取方法はリスクを伴うもの。
そうしたところを踏まえつつ、今回はスーパー大麦の危険性をテーマに、その副作用や注意点について詳しく解説していきたいと思います。
実際に私自身も取り入れてきた経験を交えながら、より安全に活用するための情報をお届けしていきますので、ぜひぜひ最後までチェックしてください~😊
Contents
スーパー大麦の危険性とは!摂取によるリスクと副作用ご紹介
スーパー大麦は健康食品として多くのメリットが注目されていますが、一方で適切に摂取しないと健康リスクを伴うことがあります。特に消化器系への負担やアレルギー反応など、副作用を引き起こす可能性もあります。
特に叫ばれることが多いのは以下のデメリットです。
- 食物繊維の過剰摂取となり得る
- 消化不良のリスクがある
- アレルギーが出る可能性がある
- 摂り過ぎると血糖値が急上昇する可能性がある
それぞれ非常に大切なポイントです。1つ1つ掘り下げてチェックしていきましょう。
食物繊維の過剰摂取による消化器系への影響
スーパー大麦は食物繊維が非常に豊富ですが、摂取量を超えると便秘や腹部膨満感といった消化器系のトラブルを引き起こすことがあります。特に、水分摂取が不足していると腸内で繊維が詰まり、便秘を悪化させるリスクがあるんですよね。
日本の食事摂取基準では、男性で21g以上、女性で18g以上の食物繊維の摂取が推奨されています。しかし、欧米の研究では、1日あたり24g以上の食物繊維の摂取で、心筋梗塞や脳卒中、糖尿病、乳がん、大腸がんなどの発症リスクの低下が認められています。
ちなみに、食物繊維には「水溶性」と「不溶性」の2種類があります(両方を含むものもあります)。
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維は役目が異なるため、2つをバランスよく摂取することが便秘解消には重要です。特に不溶性食物繊維ばかり取るとスルッとした便になりにくいので、水溶性食物繊維をよく取りつつ、不溶性食物繊維をとって便の量をしっかりとさせるというように摂るといいですね。引用元:ひまわり医院 「便秘におすすめの食べ物や飲み物は?便秘に効く即効性の高いものをご紹介します」
スーパー大麦は不要性食物繊維です。実際、私も最初に食べたときは一度に多く摂りすぎ、腹部の張りに悩まされたことがありました。
食物繊維は「水溶性」と「不溶性」の両方をバランスよく摂る必要があったんですね。
1日に必要な食物繊維の量は20gとされていますが、そのためには野菜、海藻、キノコを500gもとらなければなりません。
これはちょっと難しい、このため日本人の1日平均食物繊維摂取量は14g程度に止まっているようです。
ここでもう6gとるために、私はスーパー大麦バーリーマックスを食べます。
大さじ1杯で約1.5gの食物繊維がとれますので、毎日4杯食べています。引用元:よしの内科クリニック「スーパー大麦のススメ~やせホルモンGLP-1をふやす」
このように、スーパー大麦だけで一日に必要な食物繊維を摂ろうとするのではなく、不足分を補う形で摂るのが理想的ですね。なんでも、過剰摂取は禁物です。
消化不良のリスク
消化が難しいとされるスーパー大麦は、特に胃腸が敏感な方に消化不良を引き起こす可能性があるため、その危険性について説明します。
スーパー大麦は、消化に時間がかかるβ-グルカンを多く含みます。そのため、胃腸が敏感な方や消化酵素が不足気味の方では、消化不良を引き起こす可能性があります。特に、高齢者やストレスの多い方は注意が必要です。
したがって、スーパー大麦を食べる前には、よく加熱したり水に浸けて柔らかくすることが効果的です。私も消化の負担を軽減するために、煮込み料理やスープに入れて摂取するようにしています。
アレルギー反応の可能性
スーパー大麦にはグルテンが含まれています。グルテン不耐症や小麦アレルギーの方にとっては、摂取が危険です。アレルギー反応として、発疹、腹痛、呼吸困難などが報告されています。
アメリカ食品医薬品局(FDA)によれば、こうした症状が出た場合は直ちに医師に相談することが推奨されています。グルテンフリー食品に切り替えることが最善策です。
血糖値への影響
スーパー大麦は低GI食品として知られていますが、摂取量が多いと血糖値を急上昇させる可能性があります。特に、他の炭水化物と一緒に摂取する場合、血糖値のコントロールが難しくなることがあります。
私自身、糖尿病予防のために食べ始めましたが、適量を守ることが血糖値管理の鍵だと実感しました。
メリットももちろんある!スーパー大麦の特徴と栄養価
スーパー大麦の最大の魅力は、通常の大麦よりも約2倍の食物繊維を含むことです。その中でもβ-グルカンが豊富で、コレステロール低下や血糖値の安定に寄与します。
日本だけでなく、アメリカや欧州などでも早くから注目されています。
例えばアメリカ食品医薬品局の発表によると、オーツ麦やスーパー大麦に含まれる水溶性食物繊維が冠状動脈疾患のリスクを低減する効果があるとして、世界で初めてその表示を認めています。
さらに、ヘルス・カナダも同様の判断を行っています。一方、欧州食品安全機関(EFSA)は、大麦やオーツ麦由来のβ-グルカンに関し、食後の血糖値上昇の抑制や血清コレステロール値の改善、さらには排便促進効果に関する表示を許可しています。加えて、オーストラリアやニュージーランドの食品基準機関(FSANZ)でも、コレステロールの吸収を抑える効果が認められています。
日本においては、特定保健用食品として、小麦ふすまの整腸効果が早くから認められているものの、穀物由来の水溶性食物繊維についての特定保健用食品はこれまで認可されていません。
しかし、2015年に機能性表示食品制度が導入されたことにより、大麦を活用した食品が届け出され、現在では「糖質の吸収抑制」「コレステロール低下」「整腸作用」という3つの機能性表示が可能となっています。
さらに、大麦にはビタミンB群やミネラルが豊富に含まれており、これらは免疫力の向上や肌の健康維持にも寄与することが期待されています。
参考文献:J-Stage 「穀類に含まれる食物繊維の特徴について」
スーパー大麦はそのまま食べても大丈夫?
スーパー大麦をそのまま食べるのはおすすめできません。硬いままだと消化が難しく、腸内での吸収効率も低下します。さらに、噛み応えが強いため、しっかり噛む時間が必要で、食べるのに時間がかかるだけでなく、歯や顎への負担が大きくなります。
また、そのままではスーパー大麦の持つ食物繊維やミネラル、β-グルカンといった栄養素を十分に吸収できない可能性があります。未調理の状態だと、これらの栄養成分が腸内で効率よく働くのを妨げるため、健康効果を最大限に引き出すことができません。
理想的な調理法としては、水で一晩浸けて柔らかくし、炊いたりスープに加える方法がおすすめです。水で浸けることで大麦が膨らみ、消化しやすくなるだけでなく、食感がもちもちとした心地よいものになります。さらに、温かいスープやリゾットに加えることで味が染み込み、食べやすくなる上に、料理全体の栄養価もアップしますよ。
簡単な方法として、炊飯器で白米や玄米と一緒に炊くのも手軽でおすすめです。これにより、日々の食事に手間をかけずにスーパー大麦を取り入れることができます。栄養を最大限に活用し、美味しく摂取するためにも、適切な調理を心がけてくださいね。
スーパー大麦を食べ過ぎるとどうなる?
スーパー大麦を食べ過ぎると、消化不良や便秘、腹痛といったトラブルが生じやすくなります。スーパー大麦には非常に多くの食物繊維が含まれているため、普段あまり食物繊維を摂取していない方が一度に大量に摂取すると、腸が驚いて働きが乱れてしまう可能性があります。
これが、腹痛や便秘、あるいは逆に下痢といった消化器系の不調を引き起こす原因です。
さらに、過剰摂取は栄養バランスを崩す原因にもなります。スーパー大麦に豊富に含まれるフィチン酸はミネラルの吸収を阻害する可能性があるため、鉄や亜鉛などの栄養素が体内に十分取り込まれなくなることも考えられます。その結果、健康を目指して摂取しているスーパー大麦が逆効果を生んでしまうことも。
適量を守ることが何よりも大切です。一日の摂取目安量は約20g程度とされており、この量であれば腸内環境を整え、健康効果を最大限に得ることができます。また、食物繊維を普段から多く摂取していない方は、少量から始めて腸を慣らしていくのがおすすめです。
何でも適量というものがありますよね。スーパー大麦も例外ではなく、適切な量を守ることでその優れた栄養価を存分に活用できるのです。日々の食事にバランスよく取り入れることを心がけてみてください。
スーパー大麦の効果なし?効能を最大化するための摂取方法
「スーパー大麦を摂取していても効果を感じない」といった方のために、効能を最大化するための摂取方法をお伝えしましょう。
「効果が感じられない」と感じる方は、摂取量が少なすぎる、または調理法が適切でない可能性があります。スーパー大麦は高い栄養価を持つ食材ですが、調理が不十分で硬いままだったり、摂取量が不十分だと、期待する効果を十分に得られないことがあります。特に、腸内環境の改善や満腹感を得るためには、適切な量(1日約20g~30g)を意識する必要があると考えてください。
また、「毎日続ける」ことが効果を引き出すカギです。腸内環境を整える効果は、1日や2日では実感できない場合が多く、最低でも数週間は継続的に摂取することが必要です。例えば、毎朝の食事やスムージーにスーパー大麦を加える習慣を取り入れるだけで、自然と続けやすくなります。
私のおすすめは、茹でたスーパー大麦を毎朝のスムージーに混ぜること。これで食物繊維と栄養を効率よく摂取できます。さらに、ヨーグルトやサラダにトッピングするのも良い方法です。これらの食品と組み合わせることで、味わいの変化を楽しめるだけでなく、乳酸菌やビタミンなどの栄養素と一緒に摂取することで相乗効果が期待できます。
最後に注意点として、調理前にしっかりと水で浸けて柔らかくし、適切に加熱することが大切です。調理を怠ると消化吸収が悪くなり、「効果がない」と感じる原因にもなりかねません。日々の食事に無理なく取り入れて、スーパー大麦の健康効果を最大限に引き出しましょう。
スーパー大麦を食べる際の注意点と安全な食べ方
スーパー大麦を健康的に取り入れるためには、摂取量や調理法に注意を払うことが大切です。適切な方法で摂取すれば、栄養効果をしっかりと得ることができ、副作用のリスクも軽減できます。
先にお伝えしたポイントと重複する部分もありますが、重要点ですので、あらためてスーパー大麦を食べる際の注意点と安全な食べ方について詳しく解説します。
適量を守って摂取する
スーパー大麦は豊富な栄養素を含む一方で、摂りすぎると体に負担をかける場合があります。適量を守ることで、副作用を防ぎつつ健康効果をしっかりと得ることができます。
摂り過ぎることは避け、適量と言われる1日約20g~30gを上限と考えて摂取していきましょう。
調理法に工夫を取り入れる
スーパー大麦の栄養を効率よく摂取するためには、調理法にも注意が必要です。加熱や下ごしらえを工夫することで、消化を助け、体への負担を軽減することができます。
スーパー大麦を安全かつ効果的に活用する調理法を3つご紹介します。
- 水で一晩浸ける
- スープや煮込み料理に使う
- サラダやリゾットに加える
スーパー大麦は硬くて消化に時間がかかるため、調理前に水で一晩浸けると効果的です。これにより粒が柔らかくなり、加熱時間が短縮されるほか、栄養素の吸収もスムーズになります。特にβ-グルカンの効果を最大限引き出すためには、この工程が重要です。
スーパー大麦は水分を吸収して膨らむため、スープや煮込み料理に加えると柔らかくなり食べやすくなります。また、煮込むことで他の具材の栄養や旨味を吸収するので、料理全体の栄養価も向上します。胃腸への負担を軽減しつつ、満腹感も得られるのでダイエットにもおすすめです。
茹でたスーパー大麦をサラダやリゾットに加えることで、手軽に栄養価をプラスできます。茹でた後は冷蔵保存が可能なので、作り置きしておくと忙しいときでも便利で、わたしは重宝しています。
適度な食感が料理にアクセントを加え、食事をより楽しむことができますよ。
スーパー大麦の危険性と安全に取り入れるためのポイントを再確認し、健康リスクを避けながら効果を最大化するためのポイントをまとめました。
スーパー大麦は健康に良い食材ですが、過剰に摂取すると消化不良や腹痛、便秘、下痢などの副作用を引き起こす可能性があります。適切な摂取量を守り、徐々に慣らしていくことが重要ですよね。
特に初めて取り入れる際は、少量から始めることをお勧めします。わたしも引き続き、健康的な食生活を送るために大麦を適度に取り入れていきたいと思います。
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