ハッカ油を体に塗るのってアリ?危険性と使い方をしっかりと知っておこう

ハッカ油のボトル

ハッカ油は清涼感を目的に使われることが多いです。

夏場の暑い日には、そのスースーとした感触が心地よく感じられるかもしれません。だからこそ中には「ハッカ油を体に塗って涼みたい!」という層も多いです。

使い方によってはその目的通りスッキリとした清涼感を得られるのですが、こと体に塗ることに関しては使い方には注意が必要です。

実は私は暑すぎる日に直接ハッカ油を体に塗って凍えたという過去があったりするんですよね…。

そんな失敗を思い返しつつ、ハッカ油を体に塗る際の危険性と、適切な使い方について詳しく解説していきたいと思います。ぜひぜひ一緒に見ていきましょう!

ハッカ油を体に塗るのは大丈夫なの?

ハッカ油を手に塗る人

ハッカ油は、その爽快感から多くの人に愛用されています。

ですが、このオイルを体に塗る場合は、薄めたり、適切な使用方法を守らないと肌トラブルを引き起こすリスクがあります。

ハッカ油を使う際の具体的な注意点については以下になります。

  • 肌刺激が強い
  • 顔には塗らないのが良い

詳しく説明していきます。

肌刺激が強い

ハッカ油には、メンソールという成分が含まれており、これが強い冷感をもたらします。しかし、同時に肌への刺激が強くなることも。

それこそ直接塗ってしまうと清涼感どころか凍えるレベルの冷感があり、効果が切れるまではガタガタ震えてしまう場合もあったりします。

それどころか敏感肌の方やアレルギー体質の方は、かぶれや発疹が出やすくなることも。そのため、ハッカ油を使用する際は、必ず薄めて使用することが推奨されています。

たとえば、水、キャリアオイルやローションと混ぜて薄めた後、少量を肌の目立たない部分でパッチテストを行うことが大切です。

ハッカ油の薄め方1:水と混ぜる

※水はできる限り精製水を使うのが好ましいです

  1. 100mlの水とハッカ油を用意する
  2. 20滴程度のハッカ油と水をよく混ぜる
  3. スプレーボトルに入れて利用する
ハッカ油の薄め方2:エタノールと水に混ぜる

※水はできる限り精製水を使うのが好ましいです
※エタノールも肌を刺激しますので直接体に使う場合はパッチテストをしましょう

  1. 10mlの無水エタノールと90mlの水、ハッカ油を用意する
  2. 3、4滴程度のハッカ油と無水エタノール、水をよく混ぜる(好みで好きな香りの精油を1、2滴追加しても良いです)
  3. スプレーボトルに入れて利用する
ハッカ油の薄め方3:キャリアオイルに混ぜる

※マッサージにはこの方法が向いています

  1. キャリアオイル10mlとハッカ油を用意する
  2. 2、3滴程度のハッカ油とキャリアオイルをよく混ぜる
  3. 容器に入れて利用する

ハッカ油はエタノールなしだと水に溶けづらいので、使用量がかなり違いますね。

ただ、個人的な肌感ですと体に使う場合は水だけの方が肌への悪影響は少ない様に思っています。

顔には塗らないのが良い

顔の皮膚は非常にデリケートです。ハッカ油の強いメントール成分が目に入ると、激しい痛みや刺激を感じることがありますし、皮膚にも刺激が強すぎる可能性があるのです。

特に、目の周囲や口元などの敏感な部分には使用を避けるようにしましょう。

もし顔に使用したい場合は、より薄めたものをごく少量、かつ刺激が出ないことを確認した上で使うようにしてください。

ハッカ油の体への使い方!薄めて利用するようにしよう

ハッカ油と葉

先ほど薄め方を解説しましたが、大切なことなのであらためてもう1度。

ハッカ油を安全に肌に塗布するためには、薄めて利用することが鍵となります。直接肌に塗ることは避け、他の素材と混ぜて使用することが推奨されています。

さて、ここまででスプレータイプのものとキャリアオイルとブレンドしたものが出てきましたね。それぞれの使い方をしっておきましょう。

■スプレータイプを使う場合
肌にシュッシュと直接かけるよりも、コットンやハンドタオルなどに一旦ハッカ油スプレーを塗布しましょう。そちらを体に塗ることで塗りすぎることを避けることが可能です。

■キャリアオイルブレンドハッカ油を使う場合
マッサージ用のオイルとして利用することが可能です。手に適量のブレンド油を取ったらそのままマッサージしたい箇所をもんでいく形でオッケーです

どちらの方法を取る場合も、初めて利用する際には必ず肌の目立たない箇所に少量をつけてパッチテストをするようにしてください。

また、使用する際は、少量から始め、肌の反応を見ながら徐々に量を調整することが大切です。このように、ハッカ油を正しく扱えば、その清涼感と香りを安心して楽しむことができますよ~

※ハッカ油をお風呂に入れてハッカ風呂を楽しむという方法もあります

ハッカ油を体に塗るメリットと活用方法

ハッカの葉と精油ボトル

ハッカ油はただ心地よいだけでなく、さまざまな健康効果が期待できるため、多くの人々に重宝されています。

主なメリットや活用法は下記になります。

ハッカ油のメリット・活用法
  • 鎮痛作用に期待できる
  • 足の臭い対策になる
  • スーッとした清涼感が得られる

詳しく解説していきます。

鎮痛作用に期待できる

ハッカ油にはメンソールが含まれており、これが鎮痛効果をもたらします。たとえば、頭痛がしたときに、ハッカ油を薄めたものを首筋やこめかみに塗ることで、痛みが和らぐことがあります。

また、筋肉痛や関節痛に対しても、マッサージオイルとして利用することで、痛みの軽減を期待できるでしょう。

足の臭い対策になる

足の臭いは多くの人が抱える悩みの一つです。ハッカ油は、その強力な抗菌作用と清涼感で、足の臭いを抑えるのに役立ちます。

薄めたハッカ油を足に塗ることで、臭いの原因となる細菌の増殖を防ぎ、爽やかな足を保つことができます。

スーッとした清涼感が得られる

ハッカ油の最大の魅力は、何と言ってもそのスーッとする清涼感です。暑い日や、熱を持った肌に薄めたハッカ油を塗ることで、即座に涼しさを感じることができます。

また、リラックス効果も期待できるため、緊張を解いたり、気分をリフレッシュさせることも可能です。

ハッカ油の効果効能、またデメリットについては以下の記事で特集していますので、ぜひ合わせてチェックしてみてください。



ハッカ油は、その独特な清涼感と多様な利用方法で人々から高い評価を受けています。しかし、その効能を安全に体感するためには、正しい知識と注意が必要です。

肌への直接塗布には、ハッカ油を適切に希釈し、使用前にはパッチテストを行うことが重要です。顔への使用は避け、特に敏感な目の周囲や口元には塗らないように心掛けましょう。

また、キャリアオイルや水との混合で刺激を和らげ、肌への負担を軽減します

利用方法としては、鎮痛効果を期待して筋肉痛や頭痛の際に使用する、足の臭い対策として抗菌作用を利用する、暑い日には清涼感を求めて使用するなど、ハッカ油は様々なシーンで活躍します。

この記事を通じて、ハッカ油の正しい使い方とその効果について理解を深めていただけたら幸いです。安全に注意しながら、この天然の恵みを生活に役立ててみてください。

そうそう。ハッカ油以外のオイルを体に使いたいという方もいらっしゃるかと思います。そうした方向けにアロマオイルを体に塗ることに関する特集もしていますよ~。

この記事を作った人で編集者。28歳より10年以上ブログ運営の専門家として活動している。てんまん香粧薬房の商品が好きすぎて、「ぜひ一緒にメディアを運営しましょう」と持ち掛け、てんまん帳がスタートした。

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。