クスノキはどんぐりのなる木?実の正体や特徴をじっくりご紹介

クスノキと聞いて、多くの人はその独特の香りを思い浮かべるかもしれません。てんまん香粧薬房でもクスノキの精油は人気ですからね~。
ただ、どんな植物かまでは完全に把握しているという方は少ないかもしれませんね。中には「クスノキってどんぐりができる木?」とご質問をくださる方もいらっしゃいます。恐らくとなりのトトロのイメージからでしょう。
そんなクスノキ、やはり特徴は香りです。語源は「臭の木」とも言われていますが、実は「薬の木」とも言い伝えられており、健康との関連性が深い植物だと言えます。
この記事では、クスノキの実がなにものなのか、その正体と特徴がわかります。ぜひ一緒に確認してください。さらに、間違えやすい「どんぐり」についても掘り下げていきますので、最後まで要チェックです。
クスノキはどんぐりのなる木じゃない?
まずはタイトルの質問への結論から入りますね。
- クスノキは、どんぐりのなる木ではない
これが答えです。
どんぐりのなる木は、ブナ科の木で、クスノキは、クスノキ科のため、どんぐりがなる木と種類が異なります。クスノキがどんぐりがなる木と間違えられる理由として、照葉樹林という木の大元の種類は同じなことと、実を作ることがあるといえます。
誤解されやすいですが、クスノキはどんぐりとはまた違った実をつくります。
クスノキの実ってどんな実なの
クスノキの実は、どんぐりよりも小さな球形で、直径1㎝ほどです。熟すと表面が光沢が帯びるほどツルツルになり、黒く固くなるのが特徴です。上の画像がそのクスノキの実(果実)です。
実の中には樟脳という結晶が含まれており、この結晶が強い香りを放ちます。
この樟脳は香りだけではなく、抗菌作用や消炎作用も持ち合わせています。そのため、昔から鎮痛剤としても利用されています。
樟脳の香りってどんなもの?
樟脳の香りは、ハッカのような清涼感があります。リラックス効果や心を落ち着かせる効果をもつため、アロマとしても利用されています。クスノキの葉をちぎったり、実を割ったりすると結晶が外に出て香りが発生します。
樟脳の香りは、虫にとって刺激が強いため防虫剤に使用されてます。トコジラミや蚊にも効果があるとされており、アロマを炊くことで虫を寄せ付けず、自分も落ち着けるという良い効果を持っています。
衣替えのときに、防虫剤を袋にいれますが、あの清涼感はあるけどハッカほどきつくない香りは、クスノキだったのですね。
ところでどんぐりってどんな実?
どんぐりはブナ科の樹々に見られる実で、公園でよく見かけますね。どんぐりにはカシ、コナラ、シイと種類があり、それぞれ形や大きさが異なります。どんぐりは茶色い固い殻に覆われた卵形や球形をしており、クスノキの実と色が異なります。
そんなどんぐりは、栄養分が豊富に含まれており、野生の動物の食事です。森の生態系にも重要な役割を果たしています。昔は、私たち人間にとっても貴重な栄養資源として利用されてました。
よく見るのはどんぐりですが、身近に使われているのはクスノキだったようですね。
クスノキは、どんぐりがなる木ではありません。
ぜひクスノキの効果を感じてみてください。
クスノキの実と間違えられやすいどんぐりは、森に栄養を与えてくれる実でした。これで違いがわかりましたね。

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