ひまし油の危険性を大特集!デメリット&合う人合わない人をチェックしよう
ひまし油はトウゴマという植物の種子から採取した植物性の油で、美容や健康に良いと人気です。
主成分は主にリシノレイン酸で、オレイン酸やリノール酸も含まれているのが魅力ですが、医療や美容としてだけでなく、塗料、潤滑油など様々な用途として使われており、私自身も美容目的で利用することが結構多いです。
そんなひまし油、メリットは非常に多いのですが、もちろんデメリットが存在しないわけではありません。使う人や使い方によっては危険という声も存在しますので、しっかりとデメリットを把握した上で利用することが大切だと考えましょう。
今回はそんなひまし油の危険性をテーマに、どんなデメリットがあるのか、またどういった人に合うものなのかをあれこれと特集していきたいと思います。安全に利用するための知識を得るためにも、ぜひぜひ最後までお付き合いくださいね~😊
Contents
ひまし油ってそもそも危険なの?
ひまし油は基本的には安全性の高いオイルなので、危険とまでは言い切れるものではないというのが私の考えです。
そう考える根拠をまとめておきますね。
危険とは言い切れない理由
- 一般的な使用では問題がない
- 毒性が非常に低い
- リスクが発生するのは特殊な場合
ひまし油は食品や医薬品、美容製品として広く使用されており、健康被害をもたらすことは稀だと言えます。例えば、便秘解消のための少量摂取やスキンケア目的での外用は、多くの人にとって安全ですだと考えて良いでしょう。
ひまし油の原料はトウゴマの種子で、こちらにはリシンという毒性たんぱく質が含まれています。しかし高温圧搾により無毒化されますので、市販されている精製されたひまし油にはリシンが含まれていません。これにより、摂取や外用でのリスクは大幅に低減されています。
過剰摂取や妊娠中の誤用、高温での不適切な取り扱いなど、特定の状況下でのみリスクがあるため、一般的には「危険」とは言えません。
これらの理由から、私にとっては危険どころか安全とも言えるのがひまし油です。
とはいえ、どんなものにもデメリットは存在しますし、それを把握しておかないと思いもよらぬ危険に見舞われてしまう可能性もゼロではありません。ここからはそのデメリットについて見ていきましょう。
ひまし油のデメリット!知らずに使うと危険かも?
ひまし油は安全性が高いオイルです。
ただし、前述のとおり、使う上で考えておきたいリスクも存在します。使用する前にデメリットをしっかり把握してから使うようにしましょう。ひまし油のデメリットは主に以下の7つだと考えてください。
- アレルギー反応が出る可能性も
- 敏感肌の人は炎症が引き起こされる可能性が
- 大量使用で毛穴が詰まってしまうことも
- 目に入ると刺激が強すぎる
- 経口摂取すると超強力な下剤となってしまうことが
- 妊娠中の使用は要注意
- 長期間の使用にも要注意
それぞれ掘り下げていきますね。
アレルギーの反応が出る可能性も
ひまし油にアレルギーがある人は、蕁麻疹や発疹、炎症などの症状が表れることがあります。
特に、初めて使用する場合や、過去に植物性オイルでアレルギーを起こしたことがある場合は、使用前に注意が必要です。
アレルギーがある場合は絶対に使用を避けてください。また、ひまし油を使用する際は、事前にパッチテストを行い、アレルギー反応の有無を確認することを強くおすすめします。
敏感肌の人は炎症が引き起こされる可能性が
ひまし油にアレルギーがない場合でも、肌がもともと敏感な人は注意が必要です。ひまし油の成分が皮膚のバリア機能に刺激を与え、赤みやかゆみ、軽度の腫れを引き起こすことがあります。
特に、ひまし油を顔に使用する場合は、目や口の周りなど皮膚が薄い部分を避けるか、希釈して使用することを検討しましょう。
敏感肌の方は、使用後に異常を感じた場合すぐに使用を中止し、医師に相談してください。
大量使用で毛穴が詰まってしまうことも
ひまし油はオイルなので、肌にたくさんつけてしまうと毛穴を詰まらせるリスクがあります。皮脂分泌が活発な肌質の方やオイリー肌の方にとっては、ニキビや吹き出物の原因になることが多いことに注意が必要ですね。
使用する際は、少量を手に取り、薄く均一に伸ばすことがポイントです。また、使用後は肌をしっかり洗浄し、油分が肌に残らないようにすることで、毛穴詰まりを防ぎましょう。
目に入ると刺激が強すぎる
ひまし油は目に入ると強い刺激を引き起こし、目の不快感や充血、場合によっては視界のぼやけなどが起こることがあります。顔に使用する際は、目の周りを避けるように塗布することが重要だと考えてください。
万が一目に入った場合は、すぐに大量の水で洗い流し、症状が治まらない場合は医師の診察を受ける必要があります。特にコンタクトレンズを使用している方は、油分がレンズに付着しやすいため、使用には一層注意してくださいね!
経口摂取すると超強力な下剤となってしまうことが
ひまし油は医薬品として強力な下剤効果が認められていますが、誤って経口摂取すると、腸の活動が急激に活発化し、ひどい下痢や腹痛を引き起こします。特に、胃腸が弱い人や持病がある人は、使用によって体調を崩す可能性があります。
経口摂取は、医師や薬剤師の指示がない限り避けるのが賢明です。また、誤飲を防ぐため、使用後はしっかりとキャップを閉め、子どもの手の届かない場所に保管しましょう。
妊娠中の使用は要注意
妊娠中や授乳中にひまし油を下剤目的で使用することは、子宮収縮や胎児への影響を引き起こす可能性があるため、特に注意が必要です。
妊娠初期に使用すると流産のリスクが高まる可能性があるため、妊婦や妊娠している可能性がある方は絶対に使用しないようにしましょう。また、授乳中の使用においても、母乳を通じて乳児に影響が及ぶリスクがあるため、使用は控えるべきだと考えてください。
(妊婦・産婦・授乳婦への投与)
1.子宮収縮を誘発して流早産の危険性があるので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい。
2.ヒト母乳中に移行し乳児の下痢を起こすことがあるので、授乳中の婦人には投与しないことが望ましい。
引用元:ヒマシ油の効能・副作用|ケアネット医療用医薬品検索
長期間の使用にも要注意
ひまし油を長期間経口摂取にて使用すると、小腸の消化吸収機能が低下し、最終的に全身の栄養状態に悪影響を及ぼす可能性があります。これにより、貧血、免疫力の低下、疲れやすさなど、体全体の健康を損なう可能性が出てきてしまいます。
また、長期間の使用は腸に依存性を引き起こし、自然な排便機能を損なう可能性もあります。ひまし油の使用は必要最小限にとどめ、定期的に摂取する場合は医師に相談することが大切です。
ひまし油を肌に安全に使うためにはパッチテストが必須
ひまし油のデメリットについて説明しましたが、肌にひまし油をつける場合にはパッチテストを行いましょう。ひまし油が合わない人はアレルギー反応が起きたり、肌の炎症が起こる可能性があるため、初めて使う人や怪しいと感じる人はあらかじめパッチテストは必須です。
その部分に赤みやかゆみなどの症状が出た場合は、アレルギー反応が出ていると考えられます。もしアレルギー反応が起こった場合は水で洗い流してください。パッチテストをして大丈夫な場合はシミや乾燥など肌の気になるところに塗布してもOKです。
特に気になるシミには、直接ひまし油と重曹を1対2で混ぜたペーストを塗り、コットンやガーゼなどで覆って浸透させるのも良いでしょう。
その他のひまし油を利用する際の注意点
上記で説明した7つのデメリット以外にもひまし油を使う際の注意点があります。ひまし油の主成分であるリシノレイン酸は不飽和脂肪酸と呼ばれていて紫外線にあたると酸化してしまう性質があります。保管する際は日光の当たらない涼しい場所にしましょう。
また、ひまし油は衣服につくとシミになってとれないので使用する際はつかないように気を付けましょう。私はいつもひまし油を使うときは汚れても良い服にしています。
今回は、ひまし油の危険性やデメリット、合う人と合わない人について紹介しました。
使い方次第ではリスクはありますが、基本的には安全なものとして考えつつ、間違えた使い方をしないようにしていきましょう。
ちなみに、リスクを知っていても私はひまし油を最大限利用しています。自分にとっての魅力は美容。もっと言えば顔への利用です。そのあたりのポイントは以下の記事にまとめていますので、ぜひ合わせてご覧くださいませ😊
ひまし油については今後シミへの効果についても記事にしようと考えていますので、アップされたらぜひぜひチェックしてみてくださいね。
それでは、ここまで読んでいただいてありがとうございました!
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