MCTオイルは肝臓に負担がかかる?発がん性がある?その危険性を大特集

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ダイエットや糖質制限食中に良いと、今注目されている「MCTオイル」。「MCT」とは”Medium Chain Triglyceride”の頭文字をとった略称で、中鎖脂肪酸のことを指しています。

中鎖脂肪酸は、ココナッツオイルやパームオイルといった食品に含まれていて、これらからMCTだけを精製して作った100%濃度のオイルをMCTオイルと呼びます。

このオイルは、体に良い影響を与えてくれると数年前から話題をよんでいて、私もコーヒーや食事に混ぜるだけでダイエットに良いと聞いてちょくちょく利用してきました。時には友人におすすめすることもあります。

ただ、メディア等ではMCTオイルには実は危険な点もあるとよく言われるんですよね。

過去に友人の内の1人から危険性について聞かれたことを思い返しつつ、今回はMCTオイルは肝臓に負担がかかるのか、発がん性があるのかなどの気になる疑問について解説していきます。

安心して使うには正しく危険性を知っておくことが肝心ですので、MCTオイルを利用しようという方はぜひチェックしてみてください😊

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MCTオイルは肝臓に負担をかける?

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MCTオイルは、健康的にダイエットができると注目されている食品です。しかし、MCTオイルの肝臓への負担は決してゼロではありません

ただし、負担が大きいというわけではなく、「人によっては注意が必要」というのがポイントですね。

では、どうしてそう言われているのか詳しく見ていきましょう。

肝機能

MCTオイルは、肝機能に影響があると言われています。

このオイルは摂取すると、そのまま肝臓に到着します。結果、素早くエネルギーとなり、体脂肪として蓄積されにくいのでダイエットに向いているんです。

ただし、この肝臓に直に届くことで肝臓への負担が大きくなると言われています。

エネルギーになるスピードが他の油と比べて4倍速いという利点はありますが、直接肝臓に運ばれてエネルギーとなるため、肝臓の負担が大きいといわれています。

引用元:NST通信 Vol.22『MCTオイルについて』|済生会御所病院

したがって肝疾患がある等で肝臓が弱っている方は、MCTオイルは控えるのがベターです。それでも使いたいという方はぜひとも医師に相談するようにしましょう。

脂肪肝

MCTオイルを、BMIが高めの人が摂取するとウエストの減少、体脂肪や内臓脂肪を減らす効果が期待できます。そのことから、ダイエットのためにMCTオイルを使用する人が増えてきました。しかし、以下のツイートのように摂取すればするほど内臓脂肪値が上がっているという声も出ています。

論文等を探してみると、むしろ「脂肪肝の人の肝機能を保護する」という点がMCTオイルのメリットとして挙げられていることの方が多いです。例えば以下の京都大学の論文が代表的なものですね。

本研究により、高脂肪食摂取から肝臓において高産生された中鎖脂肪酸が GPR84 に作用することで、マクロファージの過剰な活性化を抑制し、脂肪肝から進展する肝臓の炎症とそれに伴う肝線維化を防ぐことを見出しました。

引用元:食事性肥満から肝炎発症に関わる制御因子の同定|京都大学

しかしながら、脂肪肝の報告を目にするとやはり油は油であり、取りすぎれば脂となる。こうした可能性を排除はできません。

何ごとも接種の仕方による。ここはしっかりと意識して自分に合った利用方法を確立していきたいですね。

なお、MCTオイルには人によって合う合わないもあります。以下のページで特集していますので、ぜひ合わせてチェックしてみてください。

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MCTオイルと発がんリスク

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油は病気のリスクになりやすいとよく耳にしますが、特に”がん”の心配をする声が多いです。MCTオイルには、今のところ発がん性があるという報告はないので安心してください。それどころか、他にも嬉しい効果もあります。

ストレス、食品添加物、タバコ、激しい運動、多量飲酒などで増える”活性酸素”。これが増えすぎると、がん化する可能性があると言われています。MCTオイルに含まれる”βヒドロキシ酪酸”には活性酸素を無効化する働きがあり、がんのリスクを減らす効果が期待できるんです!

それだけでなく最近ではがん治療でもβヒドロキシ酪酸に注目が集まっています。

マクロファージは細菌などを食べて、炎症を起こす炎症性サイトカインと呼ばれる物質を放出することで、炎症を引き起こします。ケトン体の一つであるβヒドロキシ酪酸は、マウスの骨髄由来のマクロファージからのIL─1βと呼ばれる炎症性サイトカインの産生を抑制したのです。つまり、βヒドロキシ酪酸は、直接的に抗炎症効果を有しているのです。

【名医が教える】私たちが眠っている間に、ケトン体が身体に及ぼす良い影響とは?|DIAMOND online

保管方法さえ間違えなければがんの危険性があるどころかがん予防にも期待できる。これが最近の主流のMCTオイルに対する考え方といって良いでしょう。

MCTオイルの種類と効果

MCTオイル3
MCTオイルは中性脂肪酸であり、市販の商品には3種類の中性脂肪酸が含まれています。商品によってその割合が異なりますので、MCTオイルを選ぶ際にはそれらの中性脂肪酸についてある程度知っておくのがベターです。

自分に合ったMCTオイル選びのヒントとして、それぞれの特徴や効果について簡単に解説しておきますね。

MCTオイルの種類と効果
  1. C8(カプリル酸)
  2. 中鎖脂肪酸の中でも最も鎖形分子構造が短く、消化吸収が早い特徴があります。母乳にも含まれている成分で、整腸のための有益な抗菌作用にも期待ができます。

    脳や運動時のエネルギー源にも良いと注目されていて、最近ではC8(カプリル酸)のみのMCTオイルも販売されているほどです。

  3. C10(カプリン酸)
  4. C8より吸収スピードはゆっくりです。しかし、エネルギーへの代謝は比較的早いと言われています。抗菌作用が期待できるため、免疫系のサポートに役立ちます。

  5. C12(ラウリン酸)
  6. 吸収スピードはゆっくりで、場合によっては長鎖脂肪酸に分類される成分で「免疫力向上」「善玉コレステロールの増加」などのメリットがあります。

    しかし、エネルギーになりにくい脂肪酸のため、多く含まれているものは避けたほうが良いです。

MCTオイルをダイエットに役立てるには

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MCTオイルの効果と効能が複数登場しましたが、さらに、ダイエットに良いという特徴もMCTオイルにはあります。

中鎖脂肪酸は、身体の中で燃焼されやすく食後の中性脂肪を増やしにくくします。さらに、摂り続けると体脂肪がつきにくくなる効果も期待できるのも魅力です。まさにダイエット向きの効能ですね。

ただし、使い方には注意が必要ですので覚えておきましょう。実はMCTオイルはカロリーが高いです。そのため、今までの食事に足すだけでは摂取カロリーが増えるだけです。普段使っている油と置き換える、糖質制限を行いながらプラスして使うなどして、上手に使ってくださいね。

摂り方さえ間違えなければダイエットに繋がる。こう考えて問題ないでしょう👍

なお、効果が出るまでに一般的に1~3か月程度は掛かるとされています。1度だけ接種してみるのではなく、中長期で利用していくイメージが大切ですよ~。


ここまでMCTオイルは、肝臓に負担がかかるのか発がん性があるのかなど、詳しく解説してきました。

MCTオイルは、直接肝臓に運ばれて素早くエネルギーとなるため、体脂肪として蓄積されにくいのが特徴です。しかし、その分肝臓への負担もかかりやすいので肝疾患がある人は摂取を控えた方が良いです。

活性酵素を無効化し、がんを抑える効果が期待できるなど正しく使用すれば健康の強い味方になってくれるので、MCTオイルが気になる人は上手く普段の食生活に取り入れてくださいね。

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この記事を作った人で編集者。28歳より10年以上ブログ運営の専門家として活動している。てんまん香粧薬房の商品が好きすぎて、「ぜひ一緒にメディアを運営しましょう」と持ち掛け、てんまん帳がスタートした。

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