アセスルファムKはアメリカで禁止されている?ホントのところをご紹介

アセスルファムKは甘味料の一種で様々な飲料や食品に使用されています。砂糖の200倍の甘さがあり少量でも甘みを出せるため、多くのダイエット食品にも使用されている甘味料です。
アセスルファムKという名前は聞いたことがなくてもほとんどの方が口にしたことがあると思います。私もたまにゼロカロリーのジュースを飲むときがありますが、カロリーゼロでもしっかり甘みを感じます。
日本では身近な甘味料であるアセスルファムKがアメリカでは禁止されているという話があるようで、時折そうした話が舞い込んできます。
そこにお答えする際の備忘録という意味も含めて、今回はアセスルファムKが禁止されているのか、ホントのところを詳しくご紹介していきます。
アセスルファムKはアメリカで禁止されている?
まずは結論からいきましょう!
- アセスルファムKはアメリカで禁止はされていませんし、過去に禁止されたこともない
こちらが答えです。
アメリカでも食品や飲料などによく使用される人工甘味料の一つです。なんならダイエットコーラにも入っています。
アセスルファムKは禁止されていませんが、使用量には制限が設けられています。摂取量が多くなると健康に影響を及ぼす可能性があるため、飲料や食品に含まれるアセスルファムKの量が管理されるようになりました。
アセスルファムKの使用量制限について
ここからはアセスルファムKの使用量制限について詳しく説明していきます。
アセスルファムKは様々な安全試験が行われていて、日本の厚生労働省、FDAなど色々な世界の主要機関で安全性が認められています。厚生労働省、FDA、JECFEはアセスルファムKの一日の許容摂取量を0〜15mg/体重㎏/日に定められています。
アセスルファムカリウムの使用基準
アセスルファムカリウムの使用量は,あん類,菓子及び生菓子にあってはその1kgにつき2.5g以下(チューインガムにあってはその1kgにつき5.0g以下),アイスクリーム類,ジャム類,たれ,漬け物,氷菓及びフラワーペーストにあってはその1kgにつき1.0g以下,栄養機能食品(錠剤に限る。)にあってはその1kgにつき6.0g以下,果実酒,雑酒,清涼飲料水,乳飲料,乳酸菌飲料及びはっ酵乳(希釈して飲用に供する飲料水にあっては,希釈後の飲料水)にあってはその1kgにつき0.50g以下,砂糖代替食品(コーヒー,紅茶等に直接加え,砂糖に代替する食品として用いられるものをいう。)にあってはその1kgにつき15g以下、その他の食品にあってはその1kgにつき0.35g以下でなければならない。ただし、健康増進法(平成14年法律第103号)第26条の規定による特別用途表示の許可又は同法第29条の規定による特別用途表示の承認を受けた場合は、この限りでない。引用元:アセスルファムKの特徴 | 味の素ヘルシーサプライ株式会社
アセスルファムKに限らず、人工甘味料はこうして利用料制限が掛けられています。
世の中に出回っている商品はここを確実にクリアしているので、心配しすぎる必要はないと考えていただいてオッケーでしょう。
なぜ禁止なんていう噂が出る?
アセスルファムKはアメリカで使用禁止という噂があるこ理由の推察を先ほどもお話しましたが、度々使用禁止の噂が出る原因をもう少し掘り下げておきましょう。
- 食品添加物だから
- 発がん性が疑われる
アセスルファムKは食品添加物である以上、健康面で気になる層がいるからだと思います。食品添加物はあらゆる飲料や食品に使われているので、口にしないことのほうが難しいですが、摂取しすぎてしまうと健康面でのリスクが伴います。
発がん性についてはその証拠を得られなかったことから、使用禁止になっていませんが、ある研究では発がん性が13倍になるという話もあります。
安全性で問題なのが、製造工程で発がん物質の塩化メチレン(ジクロメタン)を溶媒として用いていることです。塩化メチレンは有機溶媒としてさまざまな物質を溶かす性質を持っています。しかし、毒性が強く印刷工場などで働いている人に胆管癌を発生させたことから、厚労省も正式に発がん物質として認めました。
参照:医学文献検索サービス -メディカルオンライン
参照:本当に危ない人工甘味料(その3) |くにちか内科クリニック
ただし、全く摂取しないようにするというのは、なかなか難しいですし使用量に注意しておけば大丈夫という考え方でオッケーではないでしょうか。
今回はアセスルファムKがアメリカで禁止されているのかと、セスルファムKについてお話しました。
アセスルファムKは使用制限があります。人工甘味料を摂取しすぎてしまうと、生活習慣病などあらゆる健康へのリスクがたかまるので、一日の許容摂取量を守るように気を付けましょう。

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