深海恐怖症とは！海洋恐怖症との違いも含めて大特集

青くて美しく、そしてどこまでも続く広い海は、多くの人々を魅了しています。地球全体の７割を占める海ですが、深海は宇宙へ行くよりもたどり着くのが困難と言われており、地球上で唯一まだ誰も到達したことがない場所です。

そんな深海の暗闇と未知の世界への恐怖から、深海恐怖症という症状を抱える人もいると最近話題になっています。初めてこの恐怖症を知った際、深海は太陽の光も届かず暗闇が広がっていて、人間には簡単に到達できない未知の世界が広がっているということをあらためて考えると、私もなんだか胸がざわざわししまいました。

それ以来、深海だけでなく様々な恐怖症に目がいくようになった私。今回はそのキッカケを懐かしく思いつつ、深海恐怖症の特徴や原因、克服するヒント、そしてよく耳にする海洋恐怖症との違いなどを解説していきます。海が怖い、胸がドキドキするという方などはもしかしたら深海恐怖症かもしれませんよ～。

深海恐怖症っていったい何？

深海と呼ばれる場所は一般的に、海洋の深さが200メートルを超える領域のことです。深海恐怖症は深い海や海底、特にその暗闇や未知の部分に対して恐怖や不安を感じる状態を指します。

ただ単に水や水に触れることが苦手ということではなく、深海の暗闇や水圧、圧倒的な孤独感や、まだ明らかになっていない未知性などの要素に対しても強い恐怖を感じます。

深海の何が怖い？考えられる原因とは

深海が恐怖を引き起こす理由はなんでしょうか。深海が怖いと感じられる原因を1つずつ見ていきましょう。

暗闇

深くなればなるほど太陽光は届かなくなり、水深２００mを超えると太陽光はほとんど届きません。完全な暗闇は恐怖感を増幅させます。

孤独感

人がほとんどいない、地上との交通手段が断たれるという状況は孤独感や孤立感を感じ、恐怖へと繋がります。

高圧環境

地上と異なり深海は高い水圧がかかります。人間が直接入ると致命的なほどの圧力がかかるので、その圧迫感や押しつぶされるのではないかという恐怖心が深海恐怖症を引き起こします。

方向感覚の喪失

深海では方向感覚が分かりにくくなり、自分の位置や方向が分からなくなることで恐怖を引き起こします。

未知性

深海の実態はほとんどが解明されておらず、未知の生物や予測不能であるという要素が不安や恐怖感を加速させます。

過去のトラウマ

幼少期に海で溺れたなどの経験やトラウマが深海恐怖症の原因となることがあります。

これらの要素が単体、あるいは組み合わさることによって深海は非常に恐ろしい場所として恐怖感を強めます。

海洋恐怖症と深海恐怖症の違いって？

海洋恐怖症と深海恐怖症では何が違うのでしょうか？どちらも海に対する恐怖症ですが、対象となる環境が少し異なります。

海洋恐怖症の人は、プールや湖などの比較的浅い水域でも恐怖を感じることがあり、ビーチや船に乗ることも避ける傾向があります。
一方、深海恐怖症の人はプールや海面は問題なく、恐怖を感じる対象は深海や海底、解き明かされていない未知性に対して恐怖をを感じます。

深海恐怖症の治し方ってどんな感じ？

深海恐怖症は完全に治すことはなかなか難しいと言われていますが、症状を軽減していく方法はあります。具体的な方法をいくつかご紹介します。

完全に克服するには時間と努力が必要ですが、これらの方法を取り組むことで軽減することは可能です。自分にあった方法や正しい知識をもった専門家のサポートを受けることが重要です。

今回は、深海恐怖症とは何か、海洋恐怖症との違いも含めて解説しました。誰も到達したことのない未知の世界である深海。

どこまでも続く暗闇、未知の生物、人間が簡単に踏み入れることのできない自然界の凄さを想像すると恐ろしく感じてしまう方も少なくないのではないでしょうか。解明されていない世界を想像すると私もドキドキしてしまいます。

深海恐怖症は決して珍しいものではなく、実は多くの人が抱えている症状なのではないかなと思います。適切な治療や対策によって症状を軽減することは可能です。もし、深海恐怖症でお悩みの方は一人で抱え込まず、専門医に相談してみましょう。