プロポリンスは歯が溶けるから危ない?その答えを掘り下げます
お口のエチケットとして口臭ケアをされている人は多いと思います。私は元々口臭が強めなので、かなり意識的に日々気をつけています。
手軽で便利に口臭ケアできるアイテムといえば、マウスウォッシュですよね。中でも最近はプロポリンスが流行っていて、メディアで見かける機会も多いです・
お口にくちゅくちゅと含んで吐き出すと、汚れが目に見えるので視覚的にも爽快感があるところが人気ですよね。わたしも初めて使った時は、自分の口から小さな黒い塊がいくつも出てきてびっくりしました。口をゆすいだ後は歯もツルツルになるし、クセになる使い心地です。
ただ、そんなプロポリンスが一部では、「危ない」とか「歯が溶ける」なんて噂されているようです。
確かにあれだけハッキリと汚れらしきものが出てくればこう疑いたくなるのも無理はありません。そうしたところを考えつつ、今回はプロポリンスを使うにあたっての不安や心配を解消し、また注意点も合わせて解説していきたいと思います。
プロポリンスを使ってみたいけど心配な人、もうすでに使っているけど不安を感じている人が安心してケアできると嬉しいです😊
Contents
プロポリンスは歯が溶ける?
さて、「プロポリンスで歯が溶ける?」という噂について、詳しく検証していきましょう。
- とてつもない長時間うがいをしない限り、プロポリンスは歯が溶けるような危険なものではない
こちらが一番最初にお伝えすべき答えです。
他のマウスウォッシュ同様、プロポリンスは酸性です。ただ、決して強い酸性ではなく、1日に何度も何度も繰り返したり、1時間続けてうがいをするなどでなければ歯が溶けるということはまずありえません。
ちなみに、プロポリンスに限らず、マウスウォッシュ全般が口臭予防を目的にしているため、殺菌効果があり酸性度が高いものが多いです。
歯のエナメル質ってとても硬いのですが、酸にはとても弱く、pH5.5以下だとこのエナメル質が溶けてしまうといわれています。
酸性かアルカリ性かは、pH値によって示されます。pH値は数字が小さいほど酸性が強く、大きいほどアルカリ性が強いことを表しています。中性はpH値7で、それより数値が小さければ酸性、大きければアルカリ性ということです。口の中は通常pH6.5~7で、弱酸性から中性となっています。
通常、私たちの口の中で唾液が十分に分泌されていると、酸を洗い流し中和してくれるので問題ありませんが、歯の表面を覆っているエナメル質は、pH5.5以下の酸性のものに対して弱く、酸性の飲食物ばかりを取っていると脱灰が起こってしまい、酸蝕症を引き起こすのです。引用元:歯が溶ける? 酸蝕歯に気をつけよう|オムロン ヘルスケア
プロポリンスは商品によって違いますが、phは5~6程度だと言われています。弱酸性ですが、酸性のものを口に含んでいるという認識は持って、使った方がいいと良いのは良いでしょう。ケアの効果を高めようと思って、長い時間、口に含んだり、1日に何度もプロポリンスで口をゆすぐのはおすすめしません。
また、マウスウォッシュが口の中を酸性にしてしまうから心配と思うかもしれませんが、普段、食品や飲み物を食べたり飲んだりするだけでも口の中は酸性に傾くので過度に怖がる必要はありません。
プロポリンスを使用した後も、何かを食べたり飲んだりした後も水を一口飲む習慣を付けておくといいでしょう。
※プロポリンスで取れる汚れとその仕組みについては以下の記事を参考にしてください
プロポリンスを使うと歯がキシキシする感覚があるのはなぜ?
プロポリンスを通常通り使っている分には歯が溶けることはありません。
では、プロポリンスを使った後、歯がキシキシするのはなぜでしょうか?わたしも実際、プロポリンスで口をゆすいだ後、この歯がキシキシする感覚がありました。
これは歯の表面の汚れが落ちたことで起こります。しばらくするとキシキシ感はなくなるので、心配であれば、プロポリンス使用後に水で軽く口をゆすぐといいでしょう。
ちなみにプロポリンスの使用を推奨されている歯科医の先生もいるくらいなので、安全性に問題はないと考えるのが自然でしょう。どうしても不安なら、かかりつけの歯医者さんに相談してみるのもいいと思います。
プロポリンス使用の注意点
歯が溶けるとか、キシキシするとか聞くと危ないイメージですが、プロポリンスはそもそも化粧品の分類ですし、このような副作用はありませんので安心してください。
その上でいくつか使用上の注意点があるので紹介していきますね。
- 唾液が減少する可能性がある
- 健康な細菌を排除してしまう可能性がある
- 歯磨きをしなくなる可能性がある
これらはどれもプロポリンスだけでなく、マウスウォッシュ全般にいえることですね。
唾液が減少する可能性がある
プロポリンスを含むマウスウォッシュの多くの商品にはアルコール成分であるエタノールが含まれています。アルコールは揮発性が高いのであまりにも多く利用すると唾液が減ってしまうといわれており、その点に注意が必要です。
もちろん適切な量、頻度(1日2~3回とか)であれば大きな問題はありません。
健康な細菌を排除してしまう可能性がある
マウスウォッシュを使いすぎると排除目的の細菌だけでなく、口の中の常駐菌まで少なくなってしまうことがあります。
常駐菌が減ると口内が乾燥しやすくなり、イメージしやすい口臭だけでなく、歯周病になりやすくもなってしまいます。
繰り返しですが、適切な量を適切な頻度で利用すれば問題はありません。とにかくやりすぎはダメということですね。
歯磨きをしなくなる可能性がある
マウスウォッシュでは歯の汚れまでは落とすことができません。
マウスウォッシュは爽快感がありますので、スッキリして「歯磨きはいいか」となりがち。これは歯の環境にとっては極めて良くない選択だといえます。
特にプロポリンスは使った後は、汚れが目に見えて落ちているし、歯がツルツルになるし、爽快感があるので、つい歯磨きを怠ってしまいそうになりますが、あくまで歯磨きと併用するものという認識が必要ですよね。
プロポリンスの安全な使用法は?
プロポリンスを使う上での注意点を理解できたところで、安全な使い方についてもみていきましょう。
順に説明していきます。
口に含んでくちゅくちゅする時間は20~30秒程度
まず、プロポリンスを口に含む時間は長くしすぎないことが大切ですよね。わたしもそうなんですが、清潔志向の強い人はつい、効果を最大にしようとして長めにくちゅくちゅしてしまうんですよね。
でもやりすぎは、歯や唾液に影響してしまうので表示されている使用時間を守りましょう。
使用後、軽く水で口をすすぐ
プロポリンスや他のマウスウォッシュを使った後、口の中は酸性に傾いているので軽く水ですすぐとより安心です。もちろん、水ですすがなくても大丈夫。少しずつ口の中は自然と中性へ戻るので安心してください。
口の中にトラブルがある時は無理に使わない
また、口の中に火傷や口内炎がある時は無理して使わないようにしましょう。プロポリンスに含まれているアルコール成分が、刺激してしまい、治りが悪くなってしまいます。
わたしもうっかり、口内炎があるのにいつも通り使ったら、しみて痛い思いをしたことがあります。気を付けてくださいね。
プロポリンスは歯科医の先生もすすめている安全なものです。ただし、正しく使うことが大切ですよね。
わたしは朝、出かける前のルーティンでプロポリンスを愛用していますが、口の中が爽やかだと気持ちよく1日をスタートできています。
プロポリンスを正しく理解できたので、これで安心して口臭ケアができるでしょう。使用方法を守ってこそ、プロポリンスの良さを実感できると思いますよ。
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